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食依存からの卒業

朝晩冷え込んできました。
春に満開だった桜も今は葉を落として春を待つ日々。
(なんだかやたらと縮尺のおかしい写真になってしまいましたが…)
来春、人々の冷え込んだ心が開くことを願うばかりです。


今日のテーマは「依存」です。
何かしら依存しているモノゴトがある人は多いのでは…と思います。
なにかに頼ることは全然悪いことではありません。
むしろしんどい時に頼れる、ということは強さでもあると思います。
ただ「依存」となってしまうと完全にもたれかかってしまいます。
「〇〇が無いと生きていけない…」状態です。
これは健全ではないですよね。
心身ともに自立していくためには依存関係にあるものから自由になる必要があると思います。

今回は食べ物への依存について書きたいと思います。
病的なものでなくても「〇〇が無いと落ち着かない」「つい食べてしまう…」というものはよくあると思います。
そういう私も依存しているものがあります。

それは何かというと…ズバリ「オコメ」です。
そう、ごはんですね。
子どもの頃からおかずはごはんを食べるために存在するという認識。
つまりごはん中心主義で生きてきました。
昨今のコメ消費量減を嘆き、せっせとごはんを食べてきたのですが、ふと気づきました。
自分はコメに依存していると。
「もうお腹いっぱいだな」と感じてからもおかずが残っているとついごはんをおかわりして食べてしまう。
腹(肚)ではなくアタマで生きてしまっている。
分かっているのに止められない。
これは依存だなと思いました。
軽い状態ではあると思いますが、もたれかかっているのはまさしく依存だと。
程度の差はあれど、同じような方は多いのではないでしょうか。

気付きのきっかけは糖質過多の弊害をとある人から聴いたことです。
認識してはいたんですがなかなかやめられなかった。
ですが、これを「きっかけに変えたろう!」と決めました。
そこで私が変えたことを紹介したいと思います。


・変えたこと①「咀嚼」
前からかなり意識して咀嚼していましたが更にパワーアップ。
一口目は100回噛む。
二口目は50回。
3口目以降は30回以上。
噛むと少量でも満足できます。
何より噛めば噛むほどごはんはおいしい!
血糖値の上昇も緩やかになります。

・変えたこと②「食べる順番」
野菜→肉・魚→ごはんの順に食べる。
ちょっとずつではなく全部食べてから次に行きます。
ごはんを食べる時におかずが残っていないと食べたい衝動が起きなくなります。
マナー的にいわゆる「三角食べ」が必要なこともあるかもしれませんが、気にしなくていい場面ではこれが良いかと思います。

・変えたこと③「夜、コメを食べない」
食べ過ぎるのはいつも夜でした。
なのでそもそも夜は食べないことに。
食べ始めると止まらなくなってしまうので。
米食はやめたくないので朝・昼は一杯だけ食べます。
不思議と朝昼は食べ過ぎないで済むんですよね。
夜は精神的ストレスで食べ過ぎる傾向にあるような気がします。

・変えたこと④「ながら食べ」をしない
これが一番重要かもしれません。
スマホをいじりながら食べていませんか?
半分以上の方が「ドキッ!」としたのではないでしょうか(^_^;)
何かしながら食事していると当然噛まずに飲み込んでしまいます。
食べても食べた気になりません。
意識を向けることは思っている以上に重要なんです。


まだ始めて一週間ほどですが、調子がいいです。
食べすぎてしまうと翌朝、たいていお腹が重くなっていたのですがスッキリ起きられるようになりました。
消化はとてもエネルギーを使うんですよね。
必要以上に食べてしまうとすごく疲れてしまうわけです。

何より自分で食事を制御できているのが精神衛生上とても良いです。
お腹いっぱいなのについ食べてしまう…というのは、後々自分に対するガッカリ感が生まれます。
自分を制御できないことへのガッカリ感ですね。

成果が出ていることが続けられる一番の理由ですが、しっかりとした知識があるのも大きいです。
きっかけとなった話でいかに糖質過多が心と身体に悪影響を及ぼすか、理解できたことがとても良かったです。
血糖値の乱高下、精神への影響、肝臓による糖新生…など。
糖尿病は本当に怖い病気です。
すべての病気の入口というのは本当です。
この話は改めて書きたいテーマですね。

多くの方が依存は「治らない」と思い込んでいます。
でも、しっかりとした知識と体感と目標があれば必ず変えられます。
病的な度合いの強いものはしっかり専門のサポートを受けてください。
でも変えるのはあくまでも自分自身です。
自分は自分にしか治せません。

私の場合はごはんでしたが、他の食べ物でも応用できる点はあると思います。
食べ物への依存から開放されるとココロもカラダも楽になります。
皆さんもぜひ(^-^)

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