見出し画像

おとなのじゆうけんきゅう。テーマ:ヘッドホンについてのうわさ

こんにちは、こんばんは、まつもつです。

夏休みどころか、9月も過ぎた中、自由研究の成果について発表したいと思います。

けんきゅうのきっかけ

世に流布するヘッドホンについての情報の整理、場合によっては素人なりの事実確認や検証をして、つまらない意見に自分の判断を左右されたくない。

イヤホンよりヘッドホンの方が音質が良いか

事実として振動板は口径が大きいほど少しの動きでたくさんの空気を動かすことができ、それが低音再生において大きな優位となります。
なので、基本的には、

イヤホン < ヘッドホン < スピーカー

の序列になるはずです。もちろん、ドライバーの設計次第では補完できる部分もあると思いますし、高音再生の性能にはあまり差は見られないのではないでしょうか。
スピーカーが優位なのであれば、自宅で音楽を聴くならスピーカーの方が良いという意見もあるかもしれませんが、スピーカーは吸音材、音響パネルなどにまで考慮をする必要があり、個人的にはコスト面でぶっちゃけキツい、という感想です。あと、音質がほぼ主題の話なのに申し訳ないですが、「手軽さ」や「製品のデザイン」の魅力には抗えないです。というより、だからこそ世間一般の多くの方はイヤホンで音楽を聴かれるのではないかと思います。

ワイヤレスヘッドホンの音質について

SpotifyやApple Musicで採用されているAACコーデックは、圧縮されているにも関わらず「聴覚上の範囲では」劣化を感じさせない非常に優秀な音源です。しかし、Bluetooth接続でデータを圧縮して送っている限り、有線接続のヘッドホンに勝てる道理は絶対にないと言い切れるので、有線でも使えるタイプのワイヤレスヘッドホンを除くと、「ワイヤレスでしか使えないヘッドホンの音質は、どうでもいいなあ……」というのが、現時点での私の感想です。
しかし、Bluetoothではなく2.4GHz帯でのデジタル転送ができるワイヤレスヘッドホンであれば、音質が劣化しないみたいです。
まあBluetoothという規格はWi-Fiと比較して電力消費量が少なく、ヘッドホンに限らずさまざまな携帯機器のバッテリー軽量化に貢献しているので、音質以外の面では優秀だと思っています。

耳は1セットしか無いのに、ヘッドホンは何台も必要なの?

「耳が痛い」です。ところで、毎日の朝昼晩、同じご飯を食べる人間は、実際のところ、そんなにいないのではないでしょうか。そういうことです。

Instagramではやっているヘッドホンについて

音質重視で、ブランド性やファッション性の観点が抜けている素人なので、あの場でオススメされているヘッドホンについての感想は、住んでいる世界が違うな、といった感じです。
その中で言及するとしたら、AnkerのSoundcoreシリーズは、機能面やコストパフォーマンスの観点では優れている製品だと思うし、冒険したくない方は予算に見合ったSONY製のヘッドホンであれば、買って後悔する確率は低いのかな。
Marshallは原音に忠実ではないですが、あの迫力のあるサウンドは、今まで知らなかったロックやジャズを体感できる、そう断言できる。と、個人的には思います。しかし、万人受けではない、とも思いますが。

SONYのMDR-CD900STについて

その見た目から「赤帯」と呼ばれるヘッドホン。業界標準のヘッドホンのためか、このヘッドホンにまつわる話は数多くあります。
個人的な結論としては、クリエイター以外にはオススメしづらいヘッドホンだと思います。

SONY MDR-CD900ST


SONYのMDR-CD900STは、多くの人が言及している内容と同じように、私の主観でも「高音ははっきりしていて、低音が薄い」と思います。
そのため、女性ボーカルの曲を聴く分には違和感があまり感じないかもしれませんが、低音が魅力的なBGMをこれで聴くとガッカリするかもしれません。

このヘッドホンの強みは、音の定位感やノイズチェック能力、どこのスタジオでも置いてあり、共通言語としての役割を果たせる安心感、価格、軽さ、着け心地、耐久性、部品単位で調達できる供給能力など、マニア的な観点ではあまり重視されないポイントを含めた総合力にあり、そういう意味で最優のヘッドホンと言えるでしょう。

また、SONYもおそらくMDR-CD900STの弱点はとっくの昔に知っていて、だから海外向け展開用として、MDR-CD900STの直後にMDR-7506を開発したのではないかと思います。MDR-7506は折りたたみができるので、携帯性の観点でも改良が加えられていますしね。

それでも、このヘッドホンをオススメしづらい理由は、2つあげられます。

・初期不良を除いて、無償修理期間がない

「この商品は音楽スタジオでの業務使用を目的としたプロフェッショナル仕様のヘッドホンのため、無償修理期間は設定せず、全て有償での修理とさせていただいております。」とのことです。他のヘッドホンメーカーで、例えばAKGのヘッドホンとかは3年保証がついてくるので、物を壊しやすい方はそういう面での考慮も必要かと思います。

・インピーダンスが63Ωのため、一般に売られている音楽再生機器だと音量不足に陥るケースがある

そもそもステレオ標準プラグのヘッドホンなので、ヘッドホンアンプやオーディオインターフェースに挿して使うことが、正しい使い方なのではないかと思います。

けんきゅうはっぴょうとしては、長々としたものになりますが、今回は以上になります。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?