見出し画像

ふかふかのヘッドホン

こんにちは、こんばんは、まつもつです。  

先日、beyerdynamic(ベイヤーダイナミック) というメーカーから出ている開放型ヘッドホン「DT 900 PRO X」を購入しました。

(箱の中身。保護ケースも付属)

ドイツの会社なので、メーカーの名前にはあまり馴染みがない方もいるかもしれませんが、1937年に「DT 48」という世界で最初の(※一応、諸説あり)ダイナミック型ヘッドホンを開発したメーカーになります。
モニターヘッドホンとして、国内はSONY の「MDR-CD900ST」が一般的で、オーディオテクニカ の「ATH-M50x」あたりがそれに続く印象ですが、海外ではbeyerdynamic の「DT 770 PRO」も選ばれることもあるそうです。どれも個人がプライベートで好んで使うようなヘッドホンではないかもしれませんが。

1980年代に発売された「DT 770 PRO」が設計の古いヘッドホンであるのに対して、今回購入したこの「DT 900 PRO X」は、密閉型の「DT 700 PRO X」と合わせて、2021年の10月に発売された新しい設計のヘッドホンになります。
設計が新しくなったことで、小型の再生機器でも適切に鳴らせるヘッドホンに進化したのではないかと思います。また、リケーブルにも対応しています。
(といっても、実際には「DT 770 PRO」でも、低いインピーダンスの32Ω版を以前から出しているため、モバイル用に小さなマイナーチェンジとかはしていたのではないでしょうか)

しかし、そういった背景とは関係なく、個人的に魅力的だと思える大きな特徴は、厚いベロア生地のイヤーパッドです。触り心地は毛布のようにふかふかしています。
たいていのヘッドホンはイヤーパッド部位の素材が合成皮革のため、使用していくうちに汗で加水分解してボロボロになってしまいます。
しかし、ベロア生地はホコリの手入れをすれば長く使えるため、イヤーパッドの買い替えをする頻度も少なくなります。
AKG のヘッドホンでも製品によっては、ベロア生地のイヤーパッドが付属していましたが、beyerdynamic のこの柔らかさ、厚みはそれ以上でした。
わずかに強めな側圧も緩和してくれています。

ふかふかで可愛い

音は、開放型のヘッドホンの弱点である低音の弱さをあまり感じさせない、しっかりとしたものでした。
むしろ、同時期に発売された密閉型の「DT 700 PRO X」方は低音が多くて迫力があるという感想だったため、それと比較してバランスの良さを感じました。音の好みはそれぞれあるかとは思いますが。

ふかふかのヘッドホンで、音楽を聴きながら、読書などをしてゆっくりと過ごす、そんなシーンに最適なヘッドホンなのではないかと思います。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?