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太陽のエネルギーと大地のミネラル

私のホリスティック医療の師は「病気の原因のほとんどは食生活にある」とおっしゃる。私たちの身体は食べたものでできているからだ。

先日、沖縄に遊びに行ったスタッフから美ら海のフレーバーソルトをいただいた。沖縄のきれいな海のミネラルが溶け込んだまろやかで甘味のある塩。ちょっと舐めただけでも身体が浄化される気分になる。自然塩のパワーだと感動した。

最近、スーパーで売られている野菜を買っても野菜特有の匂いがしない、味もしない。
春菊を買っても、あの特有の匂いも味もまったくしないのだ。美味しい肉、魚、果物も少なくなった。

私が幼い頃、田舎のばあちゃんちには豚小屋と鶏小屋があった。

遊びに行くと産みたてのあったかい卵を取ってきてくれて(殻に鶏の毛がついていた)、卵かけご飯を食べさせてくれた。あの濃い卵の味、忘れられない。

親戚一同が集まる日には、ばあちゃんが鶏小屋から鶏1匹を捕まえてきて、首を落とし、逆さに吊るして血抜きした後、熱湯をかけて、羽をむしり、解体調理してくれていた。流石に首を落とす時は、ばあちゃんに、「あっちに行っときなさい」ってニコニコ顔で言われたけど。

鶏小屋で駆け回っている鶏の肉は今の鶏肉のように柔らかくなかったが、鶏肉特有の臭いと味がしっかりしていた。命に感謝して大事にいただいていた。

庭には肥溜めの糞尿をかけた、やわらかく肥えた土の中で、太陽の光を浴びて育った、形のいびつな大きなきゅうり、ナス、トマト、奥にはスイカも生えていた。
トマトは緑が混じった薄いピンク色をしていて硬くて、今のトマトみたいに甘くもやわらかくもなかった。多分、人の手があまり加わってなく、自然に育ったものはそんなものなんだろうと思う。

飼い主が大事に育ててくれた命ある生き物の卵やお肉をいただき、たくさんの「天然の」ミネラルが溶け込んだ土壌で、太陽のエネルギーを吸収したパワーのある生きた野菜をいただくことで、我々の体もまたパワーがみなぎる。

本来、食事の意味ってそういうものじゃないかと思う。

今の時代でそれを再現することはなかなか難しいが、少なくとも工場で作られる食品には太陽のパワーやミネラルは含まれていないだろうから、食べ過ぎないようにしたい。

若い時には病気にならないが、蓄積していくと、いつか身体がサインを出してくるだろう。

世の中便利になって、スーパー、コンビニに行けば、すぐに食べられるお弁当、惣菜がたくさん並んでいる。命をいただくこと、太陽のエネルギーと大地のミネラルを含んだ食事を大事にしたいと思っているが、代替食品が話題になっている今日この頃、こんなこと言ってると時代遅れなのかも笑

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