コーチングはYes.でもNo.でもない
苫米地式コーチング認定コーチの萩原崇です。
書籍『オーセンティック・コーチング』の中で、クライアントの「内省言語」を誘導する、ということが書いてあります。
「内省言語」とは、頭の中で発せされる言葉、セルフトークとも言えるかもしれません。
ではクライアントに「内省言語」を誘導するにはどうしたらいいでしょうか。
ひとつ、簡単な方法があります。
それは、クライアントとコーチングセッションをすることです。笑
半分冗談ですが、
セッション中に会話をしているとき、「内省言語」は起きています。
セッション中に沈黙の時間が訪れたとき、この時も「内省言語」は起きています。
ですが、これはコーチとして意図的に狙っていきたい「内省言語」とは少し違ってきます。
このtweetにヒントがありました。(自分でもあとで気づきました。)
コーチが行うのは、「抽象度」を上げて「IQ」の高い内省言語を誘導することです。
ここでいうIQは高い抽象度から物事を考えることができることを指します。
勝ち負けや損得という物事を、勝ちでも負けでもない、損でも得でもない、一段上から俯瞰してみてもらうことです。
勝ち負けや損得ということ自体が現状の枠組みで考えられているなら、その外側に視点を移してもらう、ということです。
そのためにコーチングセッションで行うことは、YesでもNoでもない表現でクライアントに働きかけていくことだと思っています。
これはコーチングにおける社外秘、コーチング技術の奥義を明かしてしまってるかもしれません。