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横浜ビー・コルセアーズ 20-21シーズン振り返り(チームスタッツ編)

Bリーグ初年度からのビーコルブースター、タカハシDです。21-22シーズンもうすぐ始まりますね!ワクワク💛

新シーズンの開幕に合わせて、昨シーズンの闘いの振り返りと今シーズンの展望をブースター目線でお送りします。

スタッツも紹介しますが、複雑なスタッツから何かを導き出せるほどの知識はないので、ベーシックなスタッツに観戦の記憶を合わせてビーコルの軌跡と未来への航海を綴っていきます。今回はチームスタッツに着目して振り返りをしてみます。

ビーコル20-21チームスタッツ

Bリーグ公式のスタッツはこちらですが

どうも見づらいので、

Basketballnaviさんが提供しているスタッツを使用させてもらいました。

主要なスタッツの数値と順位です。黄色は10位以内、灰色は16位以下(ワースト5位以内)の項目です。

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グラフにしました。

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はい、、真ん中に集まってますね、、ドンケツ20位の数値もありますね。。以下、

・よかったとこ:失点
・よくなかったとこ:平均得点、3FG%、FT%、AST、FD(被ファウル)、Pace(攻撃効率)

に分けて説明します。

※Basketballnaviさんのスタッツ項目の説明についてはこちらをご覧ください。

ビーコル20-21シーズンのよかったとこ

平均失点(7位)

Basketballnaviさんの過去スタッツを振り返るとBリーグ開幕以降では1番よい数値です。

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ポイントはいくつかあると思っていて、

1番のディフェンス力

去年ビーコル2年目でキャプテンに就任した生原、ビーコル1年目の森井、ストックマンが基本的には1番を担当(河村とキング開は特指のため起用は限定されていたのでここでは除外します)。

ストックマンのPTも少なかったので、メインガードを生原(怪我は多かったけど)と森井とすると、この2人でトップからプレッシャーをかけ続けられるようになったのは大きかったと思います。

カイル・ミリングのパックライン・ディフェンス

昨シーズンはミリングの指導によりパックライン・ディフェンスの導入が図られ(推測ですが)、その要素の一つ「小さく守る」は効果を発揮したと思います。

トニー・ベネットHC率いるバージニア大の成功により有名になったパックライン・ディフェンス。他にもこのディフェンスの要素は色々ありますが、そのすべてが導入されていたかまではわかりません。パックライン・ディフェンスについては三原さんのサイトや

JOURNEYMANさんのサイトなどを参照してみてください。私も勉強中です。

このディフェンスの完成形にたどり着けたとは思っていませんが、少なくともマンツーマンにおけるインサイドへのドライブ(ファウルを受けた後のフリースローも含め最も期待値:得点 × シュート成功率、が高くなるオフェンス)に関してはある程度くいとめられたかと。その分、3ポイントへの対処がうまくいかなかったですが、この点は後述します。

カイル・ミリングの直感的采配

ミリングはビビッと来たらタイムアウト終了後でも無理やりディフェンスを変えていた記憶があります。ゾーンでもチェンジングやロバート・カーターを3の中央に置いた3-2、さらにオールコートのゾーンプレスなど仕掛けは多彩でした。局面局面でうまくいったかどうかは疑問ですが、何をしてくるかわからないところはあったので、相手チームのスカウティングを狂わせることはできたのかと。

ペースの遅さ

これはオフェンスのマイナス点につながりますが、ファストブレイクやアーリーオフェンスの少なさが、結果的にセイフティーに人数が残っていることにより失点の少なさにつながったのかと。

オールコートディフェンス

終盤で見せた森井と須藤昂矢(コーヤ)のオールコートプレス「森井ちゃんでいコーヤ」(筆者による命名。賛同の声はこれといってなし)は効果大でした。もっと早くコーヤが台頭していれば...

ビーコル20-21シーズンのよくなかったとこ

平均得点(19位)

以下の項目での説明が平均得点の少なさにつながります。

3FG%(16位)

個人スタッツは次回に回すのであまり説明しませんが、森井と生原は20%台(森井はスランプに陥った時期もありましたが、生原は要所で決めていたのでこの値は予想外)。エースのカーターですら31%。森川は40%と素晴らしいのですが、他の主要アウトサイドプレイヤーの確率が悪かったです。ここには攻撃のスピードも関わってくるので詳しくはPaceの項目で。

FT%(20位)

ダントツのリーグ最下位。

Bリーグ開幕以来ビーコルは、1年目:最下位、2年目:ワースト4位、3年目:ワースト2位、4年目:ワースト2位、5年目(昨シーズン):最下位。。

フリースローは期待値が一番高いので、ここが低いと勝てないんだけど。。

ちなみに期待値は

・ペイント内(平均60%と仮定):2点 x 60% = 1.2

・ペリメーター(平均40%と仮定):2点 x 40% = 0.8

・3ポイント(平均35%と仮定):3点 x 35% = 1.05

・フリースロー(20-21のB1平均は73.5%):1 x 73.5% x 2ショット = 1.47

となるので、フリースローが一番効率のよい加点方法になります。

AST(アシスト)(16位)

ファストブレイクとスペースを突いた合わせの少なさ、またペースの遅さがこの数値に現れていると思います。ハーフコートでカーターやレジナルド・ベクトン(レジ―)が一回オフェンスを試みてからチームオフェンスが始まることが多く、ディフェンスにマッチアップされている中でのオフェンスに終始しギャップがなかなか生まれなかったので、アシストの機会がなくなり、キックアウトしてもディフェンスとの距離が近いので3ポイントの確率は上がりませんでした。

FD(被ファウル)(18位)

ここもすごく大きなポイント。ファウルをもらうためにはボールを廻して、オフボールの動きでギャップを生んで、強いドライブを仕掛けていくことが肝要ですが、ペイントに侵入できず、ペリメーターで止まって期待値の低いショットで終わることが多かったと思います。

Pace(攻撃効率)(19位)

ここが昨シーズンのオフェンスで一番問題だったかも。ファストブレイクとアーリーオフェンスを捨てて、ハーフでレジーのインサイドかカーターの1オン1がメインの攻め。オフボールでの動きが少なく人もボールも動かない。ギャップが生まれないので、ペイントに深く侵入できず、キックアウトしてもクローズアウトされ厳しいシュートになり3FG%低下という悪循環。。また、クォーター終わりで何度か2 for 1(例えば残り35秒だった場合に5秒以内でシュートを打てば相手が24秒使い切ってオフェンスしても残り6秒でもう一回攻撃できる)のチャンスがあっても時間をかけたオフェンスを選択していました。ミリングが2 for 1を指示する姿も目撃できず。

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また、数値的には悪くなかった失点ですが、ビーコルのペースが遅かったという前提があります。パックラインで中を固めたのはよかったですが、その分3ポイントにはもろさを見せました。

↓のサイトは「私をバスケに連れてって」さんのサイトですが、こちらの数値によれば被3ポイント試投数で最下位(試投数平均だとワースト2位)だったのは我らがビーコル😢

被3ポイントFG%は7位だったので失点への影響は甚大ではなかったですが、P&Rからボールを振られるとスタントしていた3線目のローテーションが間に合わず3ポイントへのクローズアウトが間に合わないことが多かったように思います。

まとめと予告

これにてビーコル20-21振り返りのチームスタッツ編はおしまいです。

次回は個人スタッツを紹介しつつ、20-21のビーコル戦士たちの戦績を振り返ってみようと思います。

記憶違いとか間違っているとこありましたらお気軽にnoteでもTwitterでもコメントくださいね。

それでは次回またお会いしましょう。Go B-cor!!

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