NBC『あさかラ!』9日、ラテラテ企画で長崎旅博の思い出
木金曜日の『あさかラ!』は平松誠四郎さん担当。今日は、月に一度のラジオ・テレビ共同企画『ラテラテ』。
今回の『ラテラテ』はバブルの真っ只中で開催された『長崎旅博覧会』の思い出を追跡している。
このところNBCが、こういった『共同振り返り』企画を面的にすすめているが、これは大変素晴らしい!
そもそも歴史の価値は、咀嚼したり、物語化してリサイクルしてこそのもので、誰も振り返らなければただの『時間と記憶の吹き溜まり』となり、最後は雲散霧消するだけである。いや、それは自然のならいではあるが、われわれは、時間という感覚を発見し、身につけた人間であるから、その能力を活かして歴史をリサイクルしなければもったいない。
大事なのはリサイクルである。リバイバルやリユースよりも高度な咀嚼が必要だ。そのためには、メディアがハブになってできるだけたくさんの人々が共有できるようにすべきであり、次に、戯作者がそれをさまざまな形で物語に紡いで、メディアを通じて再び人々に還流する。これが都市の成長に欠かせないのである。
NBCが起こしたこの流れ、長崎の未来に新しいステージを提供するのではないかと、期待しています。ハコは新しくなっても、そこで展開する物語にチカラがなければ未来はありません。
ところで、長崎放送の番組には『あさかラ!』とか『げなパネ!』とか『ラテラテ』とか妙な語感のものがあるが、だれかネーミングの達人がいるのだろうか。
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