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チェーンソーマンがとにかくすごい

週刊少年ジャンプで連載されていたチェーンソーマンがとにかくすごい。初回からなかなかハードで頭のネジの飛んだ感じで始まるのだが、少年ジャンプのコードにひっからないのか心配なほどだ。

悪魔が世の中に普通に存在する世界で、主人公のデンジは悪魔を駆除するためのデビルハンターとして生きている。

悪魔を駆除する公安警察という公的な組織と、民間のデビルハンターなどが存在していて、主人公はひょんなことから半分悪魔のような存在になり、公安警察とに属することになる。

主人公はグスのような親のせいで、借金を背負い底辺の生活を送っていたので、倫理観に乏しくぶっ飛んだ思考をしている。そういう生活をしてきたからこそ、人の痛みを知っていて優しくもあるのだ。

行動原理が極めて単純なのだけど、その純粋さゆえの切なさがある。

とにかく簡単に人が死ぬのだけど、その人の死に方が雑なようで、世界観の構築に意味のある死なのだ。死の軽さが、悪魔のいる世界では非常にリアルなのである。

とにかく5、6巻あたりまで読んでほしい。

レゼという女性が出てくるのだけれど、主人公とのやりとりが本当に切ないのだ。

ほんと良すぎる。

この世界観は、ドロヘドロっぽいなとあの世界観、雰囲気でしか頭の中で再生できない。

ドロヘドロのアニメ化を手掛けたのはMAPPAなのだが、呪術廻戦のアニメ化の方が有名だろう。

どちらもダークな作風を上手くセンスよく描いているが、呪術廻戦よりもドロヘドロのぶっ飛び具合でのアニメ化を期待したい。

もうMAPPAしか考えられないと思っていたら、アニメ化が発表され、制作はなんとMAPPA。

もう楽しみでしかない。久々にアニメ化が待ち遠しい作品である。

MAPPAがアニメ化を担当するという発表に対する作者のコメントが、まさにそうだよなぁという感じなので笑えるのである。

ちょうど第1部が終了してキリが良いので、漫画の方も読んでほしい。




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