脱サラの職人

一級畳製作技能士 |CGパースクリエーター | インテリアコーディネーター 実家が商…

脱サラの職人

一級畳製作技能士 |CGパースクリエーター | インテリアコーディネーター 実家が商売やっていると継いだ方がいいのか悩む 実際にデザイン会社を辞めて畳職人になって10年とちょっと この道で感じたこと

最近の記事

修行中の格言

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。 話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。 やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。 職人の修行といえば、厳しい親方の元、見て覚えろ的な感じで、 単純な作業を強いられる印象でいた。 だが、私の親方は若いおかげか、私の場合はとにかく作業をさせて貰った。 30歳超えてからの職人ということもあり、とにかく手を動かして、技術を身に付けた方がいいという考えだったようだ。 また、親方

    • ド衰退産業に入る、、、

      「真の発見の旅とは、 新しい風景を求めることでなく、 新しいものの見方を得ることだ。」 作家プルーストの作品の中でこんな趣旨の表現がある。 私は畳屋の次男である。畳業界が衰退していくのを父は見てきて兄に継がせなかった。それなのに、私がゴリ押しで畳業界に入ってしまった。   父は私達兄弟を継がせるつもりがなかったため、畳仕事を手伝わせることがなかった。そのため、私が30歳を過ぎて畳を運んだこともなかったし、そもそも畳のことを知らないで畳業界に入った。 ただ畳のこと知らないと

      • 脱サラから職人への「道」

        「この道を行けばどうなるものか。 危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし。 踏み出せばその一足がみちとなり、その一足が道となる。 迷わず行けよ、行けばわかるさ。」 アントニオ猪木氏が引退試合の際に最後の挨拶で述べた言葉。 そんな気概で脱サラして、ド衰退産業の畳の世界に入ったのが12年前。 30歳超えてからの職人の道なので、出来るだけ作業をして、技術を身につけないといけないと感じていた。 ちなみに畳業界でいうと、現状は畳製作に関してはほぼ機械化されている。そんな中、手作業をメイン