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ウマ娘ライブと声優持論 Part 2

ウマ娘の推しはメジロマックイーンとエイシンフラッシュとキタサンブラックとマヤノトップガンとカレンチャンとサイレンススズカと…多すぎますね。どうもだっつーです。

前回はウマ娘ライブのレビュー的な側面でしたが、今回はそのライブを見て感じた自身の声優観の変化について書き記そうかと思います。すごい浅い主観の激しい記事なのであまり参考にはしないでくださいね笑。

ここ数年、声優の在り方には疑問を抱いていました。自分は「声優」という看板を背負っているのだから、声の演技だけで勝負するべきだと考えていました。それは自分自身の経歴とTrySailというユニットの事情2つからそう感じることが増えたと思います。

声の仕事への憧憬

第一に自分自身は大学時代に放送系のサークルに入っていたことです。

自分はアナウンサーやナレーターの道を一時期考えていました。そうした経験があるが故にルックスや歌抜きに純粋に演技や声の使い方がうまい人の方に活躍してほしいという贔屓目があります。

声優の実態はわからないですが、アナウンサーになる人間は結局のところ、放送を部活やサークルでやってた人間よりもルックスで評価されるところが正直大きいのが現状です。アナ就活をやって感じたのはうまく原稿やスピーチができるかというよりは、いかにカメラ映りをよくできるか、それが決め手なのかなとは感じました。それ故にミスコン経験者や芸能界経験者が結局強くなるのも当然の実態ではあります。男性アナも体育界系の体格がいい人間が多いのもそういうわけです。

だからこそ、声優という仕事は声だけで勝負できる環境であってほしいのですが、今や歌はもちろん、ダンス、そしてアイドル顔負けのルックスまで必要になってきています。元々そうだろとの反論もあるとは思いますが、最近のラブライブ声優とかを見てるとここまで完成されるものが要求されるのかと逆に応援する気が失せてしまうんですよね。(花澤香菜や竹達彩奈とかも相当ルックス高いとは思うけど、何というか声優オタク受け寄りではあって、ここまで清楚美人の乃木坂とかに近い感じではなかった。)

今までそういう声の仕事を志す同期を多数見てきたが故に、芸能界のオプションの一つとして声優を志す人間よりは、本当に一から声の仕事がやりたいという人間に頑張ってほしいという思いがあるのは否めないところです。

TrySailオタクだったからこそ…


そして第2にTrySailユニット内の否めないアニメ出演数の格差というところです。

TrySailのメンバー、雨宮天と麻倉もも・夏川椎菜のアニメ出演数の違いはファンの方ならもう散々聞き慣れた話だと思います。雨宮天の名はアニメを少しかじった人なら大体わかると思うんですが、あと2人は最近アニメ見始めた人じゃまず知らないと思います。それでもこのユニット人気が強く、なんならもちょ(麻倉)やナンス(夏川)もかなりソロでもCDは売れてるんですよね。3人の歌やダンスパフォーマンスやルックスの高さは声優としてのキャリアを補って余りある状況です。大学時代はこのユニットの曲を飽きるほど聴き、ラジオも毎週聞いて、CDも初回限定を集めたものです。

ユニットが好きな気持ちもありつつ、アニメの仕事の少ない2人を見ると自分はユニットとしての彼女が好きなのか、声優として好きなのか、結構疑念に思っていました。それがコロナ禍になって薄らいでしまっていたというのが正直なところです。基本的にオタクはリターンを求めてはいけないのですが、こうした声優ユニットという到達点というか立ち位置が難しく、推せなくなってきました。全力で推しについて行く人間は結構才能だと思いますね。自分はそういう意味では完全にオタクなれないままだと感じています。

声優さん達に敬意を示せ


で話を戻しますと、ガチガチの声優定義に囚われていた自分がこのあまり知らない声優達のパフォーマンスを見たときにふと思いました。

声優のキャリアを築いて守るために、ダンスや歌に費やしている努力を否定はできないと。

考えてみればというか当たり前ですが、今声優業界を志すことはもはやタレントというか、アイドルとして生きる覚悟を決めるに近いことなんですよね。声優として出演する中で、もちろん演技に強いことに越したことはないんですが、ライブイベントが想定される中で、そうした場への対応力のあるキャスティングも考えうる。それがラブライブであり、バンドリであり、それこそ自分の推してきたTrySailのMusic Ray’nのスーパーオーディションであります。今やそれが一大市場として利益を上げられるから、単なる役者では競争に勝ち抜けない。そして、その先にキャストを掴んでから名を上げて、役者として評価されていく。現にアイドルマスターはそういうコンテンツだと強く感じています。

だから、演技だけに力を入れろというのは理想論であって、そうしたタレント力というかパフォーマンス能力は声優として生きていくために必要なスキルなんですよね。自分も結局のところ、そうやって割り切ることがでず、向き合う努力をしなかったから、結局その道を諦めたわけです。現在進行形で声優としてのキャリアを積み上げている声優さんたちのライブパフォーマンスは、現にウマ娘のライブに関して言えば、キャストの一体感といい、チケット代以上の価値があると感じました。それで感動を与えて、明日からの活力になるのなら、自分の「声優」という定義から離れているのだとしてもそれだけで素晴らしいことなのだなと思います。

結局、自分の理想をつらつらと偉そうに語ってる自分なんかよりそうしたパフォーマンスを見せる彼女達の方が数万倍価値がある、そんな気がします。就職した今だからこその価値観なのかよくわかりませんが、なぜ声優ライブコンテンツが力をもつのか、改めてわかったような気がした、ウマ娘4thライブでした。

誘ってくれた先輩と帰りにご飯を食べていく中で、横浜公演の抽選にかけることになりました。もっとウマ娘の楽曲やライブを知って、見ていきたいと強く思いましたね。抽選が当たることを祈って…。

長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。

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