ジャービス・インタビュー:インサイド

翻訳しながら感じた「認識のズレ」

さて本日の本題たる方の投稿がこちら。
「認識のズレ」とか「ボタンの掛け違い」というのは、ろくな結果を生まないので、我々は意思疎通のために言葉を使うわけだけど、素人翻訳で適切な言葉が見つからなかったりすることも多々あり、言葉を使いこなすのは難しいなぁと実感している。

ま、それはさておき、まずは私が(いろんな人の手を借りて)翻訳した、ダルサナプライム・アノマリー東京でのローランド・ジャービス氏インタビューがこちら。
ジャービス(プライム)はなかなかのイケオジであるが、同じくらいなかなかの曲者だという印象。あと微妙に怪しげ。スパイス好きなのは好評価。

動画マンドクセ、っていう私みたいな人は「プロジェクト・リュケイオン」の記事をご参照下さい。

で、折角なので各質問とその答えに対し、私が感じたことを書いていこうと思う。

▶アルティメットって結局何なのさ

もともと良く分かってないが、余計に分からなくなったよーな気もする。困ったものだ。
ジャービスの視点からはまず「基盤(substrate)」という言葉で表現された。かつて「ナジア・サブストレート」「シェイパー・サブストレート」などという表現はあったが、この「シェイパー・サブストレート」をジャービスは「アルティメット」と表現しているように思える。

基盤はその上に実装されるものを繋ぎ止める役割を果たす。ならば「サブストレート」の上に各世界が「載って」いるのかも知れない。
一方で「アルティメットとは一枚の薄膜のようなもの」とも表現している。これ、フレキシブルな実装基板(イメージ参考)だと考えると、折り畳み具合で「重なり」ができたりするんじゃないか。それこそが現在の「プライム次元」と「我々の次元」の間に起きている状況なのではないだろうか。

膜宇宙論などという次元解釈もあるので、この辺も絡んできたりするのかも知れない。

▶「オシリス」はシェイパーの一個体

エジプトの神であり、バラバラにされて甦ったり冥府の神として祀られるようになったりしたオシリス神(※)。
 この神様が実はエクソジェナス・エンティティだったんだよ!
 Ω ΩΩ<な、なんd(ry
……ちょっと何言ってるか良く分かりませんが、ジャービスの認識ではそうなってることは、今回もっとも注目すべき点だと思う。
なお「レジスタンスがシェイパーと呼ぶ存在」という表現は、エンライテンドにとってシェイパーは「我らが同朋」とも呼ばれる存在であることを表現していることを思い出させる。

※英語発音では「オサイラス」。ダルサナプライム・東京のアフターパーティーでナイアンティック社のfumiさんは「オサイラス」って発音してましたね。

▶どっちのハンク・ジョンソンでショー

ジャービス(プライム)は自分の側の世界=オシリス次元などと我々が呼ぶものを「わたしたちの世界」「この世界」と表現する。
ジャービス(プライム)の口から出るハンク・ジョンソン(プライム)は「わたしたちのハンク」だし、2018年からNIA長官になっているハンクは「別の世界のハンク」になる(動画「ダンレイヴン:ケーススタディ・セッション20」ではウェンディが「年寄りな方のハンク」みたいな言い回しをして分かりやすかった)。

その認識のズレは、物語を追う者にとって意識しなければならないズレだ。親近感のある方を「わたしたちの」と表現してしまうと、エージェンツのいう「わたしたちのハンク」とプライム次元住民の「わたしたちのハンク」が食い違ったまま、話が進んでしまうかもしれない。

誤認識しかねない表現は、過去の物語にも数多くあった。そんなわけで、アノマリー・ルールなんかでも正確な日本語にし難いものがあるんだろうなー、なんて思うようになってきた。この辺、両陣営とも苦労してるようなのが、一般公開される情報から見て取れる。

閑話休題、ジャービス(プライム)はハンク(プライム)を「改造されたようなもの」と表現した。ジャービスPとハンクPの関係はそれなりに深かったのだと思わせる表現だが、彼らはナイアンティック計画研究所でそんなに交流していただろうか?

▶汝が基準はいずこにありや

私はこのインタビューに向けて「AIとプログラムの違いは?」という質問を提案した。幸いなことに採用されジャービス直々の答えは「AIは独立的自意識を持ち、プログラムはそうではない」だそうだ。

では、「独立的自意識」(自我)は何によって判断されるのか

両世界のジャービス自身が主宰するSETAI(人工知能倫理待遇協会)動画あたりでの表現も含め、「人が道具として《使う》こと」が分かれ目なのだろうと読み取れる。
しかし、AIを人間が生み出そうとしている理由は様々あれど、いずれにしても「人の手からなるもの」。独立的自意識(自我)を「人間だけの特権」とし、それ以外を許さない割に「外来の存在(エクソジェナス・エンティティ)」の智を扱うのは、なんか違う気もする。
 
とはいえ我々地球人も「外来の存在」と思っている存在から発生したのかも知れないし、そうであるなら地続きの系譜をもっているわけだけれど、それがOKなら我々の手で生み出された新たな知性を毛嫌いするのも、やっぱりなんか違う気がする。
 
それ自体は判断しない道具であっても、使い方によってそれに踊らされたりする、つまり「道具に使われてしまう」ことだってある、と私は思うんだけれど、あなたの考えはどうだろう。

▶ガブリエルはチャンバーに入ったのか?

「エイダはそのリモート・オブザーベーション・チャンバーでガブリエルの心と体を乗っ取ろうとしていた」というジャービスの発言。横断的にインタビューを見ていくと引っかかる点がある。

ダルサナプライム・ニュルンベルクで撮影されたデヴラのインタビューを見て頂こう(この動画の邦訳は私では無くMailEaterさん)。この動画でデヴラは、リモート・オブザーベーション・チャンバーを扱うダンレイヴン財団をエイダが創設し、それに協力したことを明かしている。

そして10:15付近から「(ガブリエルは)…私にとっては大きなクエスチョンマークね。彼女が本当は誰なのかも、ジャービスが彼女に何を求めているのかもわからない」としている。
したがって、ジ・アコライト(プライム)たるガブリエルが被検体として参加していたのは確かであり、「本当は誰なのか」という表現からデヴラが彼女を全く知らないとは考えにくい。

そこで一つの疑問が浮かび上がる。ガブリエルが自らの正体を明かさずにいたなら、その理由は何だろうか?

この件はさらなる調査が必要となるだろう。

▶ダルサナレンズって結局何だったのさ

これについてはmiu2miiさんのこのツイートが全てを語っている気がするので、私から申し上げることはほとんどございません。雪原をも溶かすカゲマンのスーパーめがねレンズかよ。

レンズの話とは直接的に関係ないけれど、「我々人間とは即ち、完全性に向かって進み続ける存在を意味するのであり、実際に完全性を手にすることを意味しない」という言葉は、ジャービス(プライム)の考え方を表わしているかと思う。
私はこの考え方には共感する。それは「いずれ来る死を避けられないからこそ、今を大切に生きる」という考え方と同じだと思うからだ。

少し意地悪なことを言うなら、もし先にエンライテンドがダルサナ・レンズを手にしていたとしたら、ジャービスはそう答えただろうか。そういった辺りを想像してみるのも一興だろう。

でも、だからといって同じ力で均衡をもたらそうってのは、ちょいとばかり考え方が古い気もするね。どっちの陣営も毎度似たようなこと言ってるけどさ。


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an Ingress Investigater in Japan 何の前説も無くイングレスのストーリー関係の考察を始めるアカウント。 何の話か分からない人は分からない点をコメントください。積極的にストーリー勢のすくつにご案内いたします。
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