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鳳凰院狂真と牧瀬紅莉栖と椎名まゆり

シュタインズ・ゲート

ゲーム出身で別々のエンディングが用意されているストーリーだけあって各キャラの作り込みがなかなかしっかりしている。
それぞれのキャラが自立している。

ファーストシーズンではそれぞれのキャラの思いに合わせてタイムリープすることで徐々に世界線が変化していく中での心象風景や葛藤が描かれている。

秀逸なのはメインになってくるキャラの突出したキャラ設定

鳳凰院狂真こと岡部倫太郎。
まさに中二病全開のキャラ。白衣を羽織ることで完全変異した別人格を纏う。本来の人格はクソ真面目と言っていい。
ラボメンバーは中二病の鳳凰院狂真に絶対的な信頼を置いている。

牧瀬紅莉栖(クリスティーナ)
天才美少女でツンデレの最高峰。僕の中でツンデレの価値観が大きく変わったのは彼女のおかげであることは疑う余地もない。作品中では最初に誰かに殺害されてしまったかのような設定になるが、意図せず世界線が変化し岡部は生きている彼女と再会する。

椎名まゆり(まゆしぃ)
「トゥットゥルー、まゆしぃです」独特の世界観を持ちながら世界線の中心人物として描かれているのが彼女。彼女がいなければ鳳凰院狂真は生まれなかった。

橋田至(ダル)
天才スーパーハッカーにて超キモヲタ(笑)
「まゆしぃ、”あなたのバナナぷにゅぷにゅだね”って言ってみて」と言わせようとするような変態性とくまさんのような安心感を共存させる実は意外にモテキャラ?

他にも鈴羽やルカ子、フェイリス等重要キャラが登場するが今回は割愛させてください。すみません。

ストーリーやキャラ設定は問題ないのだが、何が問題なのかというとゲーム出身であるためエンディングが複数あるということ。そしてキャラ設定が行き届いているためそのキャラに思い入れのあるファンによって待ち望むエンディングが異なるということ。

普通にストーリーを考えた時にファーストシーズンでは世界線が戻って牧瀬紅莉栖は居なくなった、というところで終演でもいいはずなのだけど…。
もう一つの問題、というかこれが一番の原因なんだろうけど、牧瀬紅莉栖というキャラクターを魅力的に作りすぎた。
結果、本来ヒロインとして設定されていたであろう椎名まゆりを超える思い入れをユーザーに与えてしまった。

もちろんそのおかげで続編が滞りなく作られていくわけなのだけれど…。

作品自体めちゃくちゃ好きで個人的に牧瀬紅莉栖は好きなのだがそれだけにまゆしぃの立ち位置がすごく気にかかるというか。。
作りこみすぎるとかえってオチが付けづらくなる典型というか。

ソードアートオンラインとかもちょっと似たような空気感を持っていて。アリスはどうなるのさ!みたいな(笑)

今日のたわごとはこのへんで。

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