ちはやふる

この原作、女性向け雑誌だよね。。。
いや確かに絵のタッチとか女性っぽいんだけど、ジャンルとしては完全にスポ根モノ。わかりやすく言うと「ハイキュー!」と同じ泣き方ができるストーリー。

仲間がいてライバルがいて怪我をして、スキルを磨いて高みを目指して。
そういうふうに言うとワンピースも同じジャンルになるのかな?(笑)

綾瀬千早、綿谷新、真島太一。それぞれに不器用で暫くは決着の付きそうにない三角関係?ではある。そのあたりの考察は専門外なので放置するとして
まずあまりにも純粋すぎて真っすぐ過ぎてまじりっけのなさすぎる綾瀬千早にシンクロする、というか惚れる。これがこのストーリーの導入。

そこから太一、西田、かなちゃん、机くんという初期メンバーの加入につながる。この中でキャラとしては西田が一番控えめというか弱めに描かれていると個人的には思うのだが、それ以上に設定段階から西田の役割が重要過ぎて。これがひょろ君だとチームバランス的に違和感があるし肉まん君がちょうどよかった。

そしてなにより西田なしで瑞沢高校が勝ち抜くことは考えられない。
瑞沢高校に太一が入学しただけでなく西田が入学していたことがすでに奇跡なので。

競技会本戦の描写は圧巻。
息詰まる攻防、試合の流れ、勝負の分かれ目、勝者と敗者、涙。周りを巻き込んで空間を完全に支配するところまできっちり描かれている。

で、結局のところ、この綾瀬千早というキャラクターが素敵すぎる。
この純粋さ、真っすぐさ。見ていると勝手に感情移入して知らないうちに涙が溢れている感覚、感極まる前に先に涙が出る。このキャラクターを作り上げた作家先生が凄いと思う。

ちなみに実写版は広瀬すずが勝ちすぎてしまっているので個人的にはイマイチ評価になります。

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それでは。

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