「救急活動状況」のデータから考えるAPIの活用|データプラットフォームくれ活用術💻
ごあいさつ
「データプラットフォームくれ」では、APIを用いた呉市のデータ提供と、それらのデータを活用したユースケースを公開しております。
データプラットフォームくれAPIドキュメントのページへはデータプラットフォームくれのページからアクセスできます。
本noteでは、前回までは各ユースケースのご紹介をそれぞれ行ってきましたが、今回からはAPIのデータの利活用の参考事例を各回にわけて順次、ご紹介させていただきます。
救急活動状況
今回ご紹介する、APIにより活用できるデータは市民生活・防災カテゴリにある「救急活動状況」です。
本APIについて
呉市における救急活動状況のデータを返すもので、呉市消防局が集計し各年の消防年報としてまとめた情報のデータを取得できます。
各年における「火災事故」、「自然災害」などの事故種別での出動件数や「搬送人員」のデータが取得できます。
救急活動状況のデータの活用事例
救急活動状況のデータの活用事例としては、以下のようなものがあります。
事故傾向の分析と対策の検討
各事故種別ごとの出動件数と搬送人員のデータを基に、年ごとの事故傾向を分析し、特定の事故種別における対策の検討ができます。増加している事故については、その背後にある原因を特定して予防策を検討することができます。
事故重大度の考察
出動件数と搬送人員のデータを照らし合わせ、事故の重大度を考察することができます。出動件数が多いが搬送人員が少ない場合、その事故種別が軽微なケースである可能性があると推測できます。
啓発活動等の計画
各事故種別ごとの出動件数データを基に、特定の事故種別に関連する教育プログラムや啓発活動の計画を立案することができます。リスクの高い事故に対して、一般の人々や関係者への情報提供や意識向上を図ることができます。
また、データを活用する際に、より深い洞察を得るために組み合わせることができるデータを次のとおりいくつか考えてみました。
天候データ
事故が発生した日の天候情報を組み合わせることで、気象条件が事故に与える影響を分析できます。例えば、雨や雪の日に交通事故が増える可能性があるかもしれません。
時刻・曜日データ
事故が発生した時間帯や曜日の情報を組み合わせることで、事故の発生時間帯や週ごとの傾向を分析できます。特定の時間帯により多くの事故が発生する場合、それに対する対策を考えることができます。
人口統計データ
事故が発生した地域の人口統計情報(年齢層、性別、人口密度など)を組み合わせることで、特定の人口層における事故傾向や要因を分析できます。例えば、高齢者の事故が増加している場合、高齢者向けの対策を検討できます。
交通量データ
交通事故に関連する場合、事故が発生した場所や道路の交通量データを組み合わせることで、交通量と事故の関連性を分析できます。交通量の多い場所で事故が多発している場合、交通量の改善策を考えることができます。
これらのデータを組み合わせることで、事故の背後にある要因や傾向をより詳細に分析し、適切な対策を立案するのに役立つかもしれません。
APIの利用には、APIトークンの発行が必要です。
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【データプラットフォームくれ APIドキュメントURL】
【データプラットフォームくれAPIドキュメント:防犯防災-救急活動状況URL】
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