上の句の決まり字が1字(さすせふほむめ)の百人一首

寂(さび)しさに宿(やど)を立(た)ち出(いで)て眺(なが)むれば
いづ(ず)こも同(おな)じ秋(あき)の夕暮(ゆうぐれ)
(3)

住(すみ)の江(え)の岸(きし)による浪(なみ)よるさへ(え)や
夢(ゆめ)の通(かよ)ひ(い)路(じ)人(ひと)目(め)よくらむ(ん)
(2)

瀬(せ)を早(はや)み岩(いわ)にせかるる瀧(たき)川(がわ)の
われても末(すえ)に逢(あわ)む(ん)とぞ思(おも)ふ(う)
(2)

吹(ふ)くからに秋(あき)の草木(くさき)のしを(お)るれば
むべ山風(やまかぜ)をあらしといふ(う)らむ(ん)
(2)

ほととぎす鳴(な)きつる方(かた)を眺(なが)むれば
ただ有(あり)明(あけ)の月(つき)ぞ残(のこ)れる
(2)

村(むら)雨(さめ)の露(つゆ)もまだひぬ槇(まき)の葉(は)に
霧(きり)立(た)ちのぼる秋(あき)の夕(ゆう)暮(ぐれ)
(1)

廻(めぐ)り逢(あ)ひ(い)て見(み)しやそれともわかぬまに
雲(くも)がくれにし夜半(よわ)の月(つき)かな
(3)

※カッコ内は下の句の決まり字の数です。
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