そこにあった”日常”

「オンライン飲み会」が定着しつつある最近だが、昨日は昨年末以来久しぶりに気の合う友人たちと3人で顔を合わせた。

ただ同じ野球が好き、同じ野球チームが好きというだけで意気投合し、定期的に開催される「ぶっ通しで野球を語る会」も、もう6年目に突入した。
私が転職で関東地方に引っ越してくるまでは、それを目的として来京していたほどに楽しいイベントである。

昼に集合して終電近くまで喋り倒す。基本7~8時間、長いときには10時間以上にも及ぶ野球を語る会。それでも解散時には「まだ話せる」「話し足りない」と思えるのは、ただ野球が好きなだけではなく、野球への熱量の大きさを感じる。年に2回の開催でもその間には様々なアップデートがあり、それぞれの知見を話し合い、理解することでさらに良いものへと昇華させられる。これが楽しいと感じる大きなことだ。

とはいえこの2ヶ月は何もアップデートがない毎日だった。テレビやネットメディアは過去の名場面を振り返る企画で盛り上がり、私自身も当時を懐かしみ楽しんではいたものの、やはりこの数日の「新鮮な情報」に勝るものはない。

場所を移して美味しい食事とともに続く野球談義。一人になったときに感じる充足感は過去のどれよりも大きかった。「人間的な活動ができた」それだけ野球は私の日常生活に溶け込んでいると実感させられた。

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