鬼気迫る3イニング 10/10 ● 4-7

昼夜の気温差が原因か、はたまた不摂生が原因か風邪をひいてしまい現地入りは断念。ライブTVで経過を追っていた。

エース格の投手が乱調だと替え時は難しい。先日の里の交代もそうだと思うが、やはり信頼できる投手をイニング途中で代える、代えなければいけないのは本人も、ベンチとしても辛いところだろう。

堀田を引き継いだ小原を挟んで5回から登板したのは坂東。その初回こそ失策絡みで失点をしてしまったが、6点のビハインドでも雑にならずに丁寧に低めに球を集めるピッチングに目を見張った。

特に村松、岩谷、中村茜に対しての、イニングを跨いだ三者連続三振は見事だったと思う。豪快なワインドアップから繰り出すストレートのMAXは110キロを少し超す程度だがノビを感じ、大きなカーブや手元で変化する球を効果的に使い、とにかく低めに、低めに投げ込む投球スタイル。結果的に最後までの3イニングを投げ抜き、1失点(自責は0)に抑える好投だった。
昨年はフローラにいた坂東だが、私のフローラの坂東に対するイメージは好不調の並が激しいというものだった。今年はずっと中継ぎを任されており、悪くても最少失点で抑える方法を身に着けたとかな、と感じる。雑にならない一つひとつのプレーがこれまでの勝利への貢献度だろう。

私は、マウンド上で見せる彼女の鬼気迫るような勝負の眼が大好きだ。


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