キャプテンの努め 9/17 ○4-0


ついに勝ち星がないままチームは日程の1/3を消化してしまった。

幾度となく嫌な負け方、しかも精神的にダメージを負う負け方を繰り返してきたディオーネ。それを払拭するがために中2日で里が先発マウンドに立った。

気迫のこもったピッチングは勝利を手繰り寄せる執念どころか、何か恐怖に近いものさえ感じた。それだけ里の投げるボールに強い想いが込められていたのだろう。

その強い想いを感じたのは里だけではなかった。2回裏、先頭の金城を1塁に置いた場面でのキャプテン寺部だ。
初球バントを失敗してしまう、秋季リーグの嫌な流れを引きずるかのようなファール。次に送りバントを決めても一発ではない、嫌な流れを持ったまま後続に託さねばならないという中、植村の2球目を寺部はスイングした。

三塁線を割ってファールになりたちまち2球で追い込まれた寺部。だがここから必死に喰らいついた。そして14球目、審判のボールの判定で寺部は1塁へと向かった。
そこからチームは失策、死球、暴投で3点を先制した。この得点には寺部の粘りが存分に生きた、良い流れを持ち込んだ打席だった。

こうなればあとは里が変わらぬ気迫でフローラ打線を黙らせるとついに勝ち星を手中に収めた。歓喜の輪が出来上がる中心にはバッテリーがいた。

いよいよここから反撃が始まる、そんな矢先の監督交代。一時的という報道とはいえチームに与える影響は大小存在するだろう。

良い流れを保ったまま次に繋げられるかどうか、これからのキャプテンの努めは今まで以上に大きな意味を持つ。

本来であれば秋季リーグに沿って試合をおさらいしながら、
選手個人を取り上げていこうと考えていた。
しかしながら今回の監督代行のニュースは私自身の
愛知ディオーネに対する想いそのものを揺らがせる出来事であり
気持ちの整理をつけられないまま、また一睡もできないまま
朝を迎えてしまった。

自分自身の気持ちが落ち着いたときに、
次の記事の更新ができたらと思っている。

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