【第6節】レバンガ vs デトネーション まとめ

昨日に続き、RAGE Shadowverse Pro League 20-21シーズン 第6節 2ラウンド目の持ち込みや構築、試合展開などについて書いていきます。選手の敬称略します。

使われなかったデッキから見ていきます。

レバンガ

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土ウィッチです。形成が1枚まで減らされて代わりに偉大なる研究が入っているのが特徴です。偉大なる研究は、まだ多くのデッキが発展途上で土ウィッチが多数のシェアを占めていた時代に、ミラー対決において優位になるカードとして採用されていたカードです。現在はデッキの種類が多くなり抜けていったカードというイメージですが、異形エルフがトップメタに君臨する都合上、禁約を増やせるカードとしての採用でしょうか。

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最もオーソドックスなディスカードドラゴン。ネクロと対等に戦えることに定評のあるデッキですが、今回はデトネーションが初手でネクロを使ったことでお休みになりました。

デトネーション

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プラントエルフやマドロスエルフを削り、リマーガ3枚採用。アクセラレートシナジーを手札を減らさずに行うところが評価されるリマーガですが、マドロスを削っているため、ちょっとちぐはぐな感じがしました。レバンガの土ウィッチの持ち込みが抑止力となり、今回はお休みでした。

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日輪1枚で代わりにガブリエルが入っています。疾走を大きくして打点を伸ばす他にも、スカラーの体力を5にしてウィッチに圧力をかけたり、対異形では守護の枚数が勝敗に関わってきたりします。

2Pick

真春先行ウィッチ vs cross7224後攻ヴァンパイア

後攻2ターン目に取引を使ったり、後攻4ターン目に進化を使わなかったりと復讐に入るためにかなり大胆な動きをヴァンパイアはしていたと思います。ウィッチ側は復讐にいれないようにゆっくりと専門店ターンまで処理を続け、最後は直接召喚専門店から復讐状態で少なくなったヴァンパイアの体力を削りきりました。

構築

さわさき先行エルフ vs ミル後攻ネクロ

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コッコロやスピアーを削りリマーガ3枚採用。ブーメランは出してすぐに融合素材を確保できないため好みが分かれるカードですが、採用が目を引きます。

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フェイタルオーダー、死帝、デッドメタルスターが2枚ずつに減らされているハイブリットネクロ。ハイブリットネクロはリアニ要素:冥府要素が7:3くらいのものが主流ですが、この構築は5:5くらいの先鋭的な構築です。

レバンガは作戦会議のかなり序盤からエルフを使うと決めて話し合いをしていました。デトネーションのデッキ選択を見ると、土ウィッチではなく専門店だったり、ネクロの構築がフェイタルスターを削った守護を2面たてにくい構成だったりと異形への対策が緩めだったのでエルフを選択していったのだと思います。対するデトネーションは相手がどれから使ってきてもおかしくないということで迷っていた結果、どのデッキにも対等以上に戦えるネクロを選択していきました。試合内容は異形を初手から持っていたエルフに守護2面をたてられずデトネーションの負けとなりました。デッドメタルスターと墓守の葬送はできていて、あとはフェイタルオーダーが引ければまだ耐えられていた状況だったので、削った弊害が出てしまったかもしれません。

Tatsuno先行ネクロ vs Enju後攻ウィッチ

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キュレーター2枚、酒呑童子2枚。

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落石不採用、覇食帝の調理2枚。基本、進化を境界にしか使わないこのデッキは先行でも激辛料理を加えられたりできて相性はいいのですが、調理はコストの消費量が激しく専門店を出すターンに一緒に使いにくいデメリットがあります。

レバンガは傾向的にデトネーションは立ち位置がいいデッキは後から投げると推測し、ドラゴンがこない読みでネクロを選択しました。デトネーションはレバンガがウィッチかネクロを使うと予想して、ここをウィッチで抜きたいと判断し専門店を選択しました。試合内容はミルティオの出目2,4の盤面をウィッチが返すことができず、レバンガが押し切って勝ちをもぎ取りました。

きょうま後攻ネメシス vs spicies先行ネメシス

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こちらはレバンガの構築です。アメス3枚、ミュニエ2枚、ラグナ1枚とフォロワーに寄せた2コスト帯になっています。アメス3枚は強く異形を意識した編成だと感じました。

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デトネーションの構築はミュニエ3枚、アイスティー3枚。現環境は強力なアミュレットやラストワードがどのデッキにも入っているため、多くのデッキで役割を持てるミュニエを厚く取っています。

レバンガはデトネーションがエルフ投げはないと予想し、ネメシスを選択しました。デトネーションはレバンガに土ウィッチが残っているためエルフをBANし、ネメシスを選択しました。試合内容はお互いに2ターン目コロニー置きから5ターン目モデスト進化の拮抗した展開になりましたが、運命への反逆でアーティファクトの種類を多く稼げたspiciesが徐々に優勢を築いていき勝利しました。

構築の初戦にレバンガが異形を簡単に通せてしまったのが、大きな分岐点だと感じました。相手の1ピックを通さないガードデッキと勝ちにいくデッキのバランスが難しいですね。

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