リノセウスエルフ考察1

リノセウスエルフを自然軸とアクセラ軸両方使ってみたので、構築や環境的な面から考察していきます。

スクリーンショット (1548)

まずは、どちらの軸にも共通して入っているリノセウス要素から見ていきます。自然軸でもアクセラ軸でも勝ち筋は変わりません。リノセウスを自身の進化時効果やバウンスカードで5回バウンスして6+7+8=21点のリノセウスで1ターンのうちに20点を削りきるのが基本の勝ち筋となっています。故にリノセウスとバウンスが行えるカードはもちろん3積みとなっています。それ以外のカードについて簡単に補足します。コッコロはファンファーレ1ドローだけでも十分強いですが、簡単に満たせる条件で手札を増やすこともできるエルフのエンジンであり、大抵のエルフデッキに入っている汎用カードです。アクセラ軸ではユニオンバーストの条件を満たすことも難しくないです。獣人とプライマルはアクセラレート能力が強力で、アクセラ軸はもちろん自然軸でもプレイ回数を稼ぐカードとして採用されています。ちなみにどちらも普通にコストを払って召喚することはないので、特に獣人は4コストの狸がすごく邪魔です。3コスト以下でないとアクセラレートとして使えない制約が主に自然軸で大きく影響してきます。

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自然軸とアクセラ軸、2回に分けて書こうかなあと思ってきたので、現環境でどちらが強いのか結論だけ先に述べておこうと思います。個人的にはアクセラ軸の方が強いと思いました。理由についてはのちほど。今日は自然軸について書こうと思います。

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スクリーンショット (1549)

先ほどの共通カードに自然ギミックを加えたものが自然軸リノセウスです。自然軸の良いところは以下の2点です。
・ワンダーコックのサーチ先のスペルがナテラの大樹を手札に加えるものであり、その大樹を使って更にドローを進めることができるためデッキ圧縮能力が非常に高い。
・アウェイキングガイアのAOE性能が凄まじく、ロイヤルのフェイランを絡めた巨大な盤面などでも簡単に一掃することができる。
1つ目のデッキ圧縮の性能について説明します。カードゲームにおいてデッキの回転率が高いデッキが強いというのは当たり前なのですが、リノセウスエルフにおいては特にそれが重要になってきます。なぜならリノセウスでのフィニッシュには多くのパーツが必要になるからです。このデッキの勝ち筋を実現させるためには、リノセウスまたはバウンスに関わるカードが先行なら合計6枚は最低でも必要になります(EP2つをリノセウスのバウンスに使うとして5-2+3)。この必要パーツがデッキに12枚しか採用されていないのがローテのリノセウスエルフです。それらをしっかりと引き込むためのデッキ圧縮力があるのがこの自然軸リノセウスとなっています。大樹以外にもメイや追い風なども山をどんどん減らしてくれるため、ライブラリーアウトぎりぎりまで戦うこともよくあります。
2つ目のガイアについてですが、これは自然軸の弱いところでもあるので説明します。アウェイキングガイアのAOEが強いのは間違いないのですが、そのガイアは基本的に8ターン目以降でないとAOEとして使えない側面があります。0コストを絡めれば最速7ターン出しも可能ですが、けっこう都合よくというか、シビアな手札管理などを要求されて難しいです。そしてガイア起動までの処理はどうするのかと言うと、メイの4点を上手く利用して処理するしかありません。1世代前まではアリアの旋風という偉大すぎるAOEが存在しリノセウスを支えていましたが、旋風亡き今自然軸リノセウスエルフは序中盤の展開を返す手段がないのが現状です。これは自分が自然軸リノセウスが無理だと思った一番の原因でもあります。ついでにロイヤルを環境トップまで引き上げたアルヤスカを処理する手段もこのデッキには存在しません。処理性能が低くなりすぎて自然軸リノセウスは没落してしまったと個人的には思っています。

明日は本命のアクセラ軸リノセウスのこと書きます。自然だとわかった瞬間にアクセル踏み込んで攻めてくる相手をどう捌くのか、自然リノセウス上級者の方教えてください。

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