FOH環境前半 ネクロマンサーの構築について

※ある程度読者の知識がある前提で書いています。ご容赦ください。

もうすぐアディショナルカードの追加で、FOH環境も後半に入ります。昨晩発表されたフィルレインが美しすぎて興奮で眠れなくなってしまい、この記事を書きました。今回は、前半終盤になり、おおよそ基盤が固まったと思われるネクロマンサー(以下ネクロ)の構築について自分の考えを脈絡なく綴ります。あくまで筆者個人の見解ですので、悪しからず。

ネクロには2種類のアーキタイプがありますが、デッキが洗礼されていくにつれて、どちらもほとんど変わらない構築になっていったと思います。カード単体の説明は端折りますが、まずはどちらのタイプにも共通して入るカード群。

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≪恋人≫・ミルティオ(以下ミルティオ)を5ターン目に展開し、幽暗の墓守(以下墓守)や直接召喚を駆使して盤面を巨大にする葬送ギミックがデッキの軸になります。この24枚がおおかた固定枠となっていて、残りの16枚でデッキのタイプを変えたり、枚数調整で個性を出したりします。

リアニメイトネクロ

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そしてこれらにリアニメイトシナジーを加えたものがリアニメイトネクロです。フェイタルオーダーからデッドメタルスターや征伐の死帝(以下死帝)が出てくるのは言わずもがな。またカーニバルネクロマンサーが葬送ともシナジーがあったり、デッドメタルスターから死帝が出てきたりと相乗効果も盛りだくさんです。

グレモリーリアニメイトネクロ

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リアニメイトネクロの亜種。というのも、異形エルフという恐ろしいワンショットキルデッキが開発されてしまい守護を2面たて続けなければ負けてしまう対面が生まれました。そこで見出されたのが、死期を視るもの・グレモリー(以下グレモリー)です。モーターグレイブディガー(以下ディガー)を不採用にして守護を採用することで異形エルフに強く出れるこの構築の方が最近は主流な気がします。それに伴い、冥守の頂点・アイシャ(以下アイシャ)が酒呑童子に変更されるなど変化していき、今はグレモリーの有無関係なく酒呑童子採用しか見なくなりました。(アイシャは進化しても体力が4から変わらないのがウィッチに弱く、天覇風神・フェイランが直接召喚できない5ターン目のミルティオのリアニメイト4は酒呑童子>アイシャ)

冥府ネクロ

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はじめの24枚に冥界神・ハデス(以下ハデス)などを加えたものが冥府ネクロです。冥府ネクロの良い点はイグジストソード・ギルト(以下ギルト)が採用されている点で、デッキの回転がリアニメイトよりも良く、ミルティオへのアクセスがしやすくなり、事故が減ります。ただ、冥府への道を最速で起動させても7ターン目になるため、魔道具専門店への耐性がリアニメイトネクロより低いです。(リアニメイトネクロは6ターン目フェイタルオーダーレジェンダリースケルトンなどで押し込むことができる。)またリアニメイトネクロはデッドメタルスターのリアニメイト先を墓守にしておけば守護2面をたて続けられるので異形エルフに強いのに対し、ハデスネクロはグレモリーと墓守しか守護がいないため、異形エルフへの耐性が下がっています。

ハイブリットネクロ

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最後にグレモリーリアニメイトネクロにギルトを採用し、それに伴いハデスも1枚だけ採用したハイブリットネクロです。このデッキは、グレモリーリアニメイトネクロの異形エルフへの有利と、冥府ネクロのギルト採用による事故の減少のいいとこ取りをしたデッキになっています。経緯はおそらくグレモリー採用のリアニメイトネクロの開発において、グレモリーを採用するならギルトでグレモリーの直接召喚条件を早く満たした方が良い、ついでにハデスも1枚入れとこうみたいな感じだと思っています。ただ、枚数調整がシビアなので安定性がなくなったり、そもそもリアニメイトと冥府は勝ち方の方向性が違うデッキであるため立ち回りが難しくなったりと上級者向けのデッキだと思います。

最後に図で要約すると、こんな感じです。(かなりふわっとつけた3段階評価なので適当に見てください)

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個人的には異形マッチを捨てて、汎用性のあるディガーを採用する構築の方が好きです。

初めての試みで拙い文章ですが、最後まで見て頂きありがとうございました。

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