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大運動会withコロナ

第一波をステイホームでやり過ごし、続く二波への対応を各自治体が模索するなか、おそらく全国でも最も早い大運動会のうちの一つを、我が高校も迎えようとしている。まだ行う競技すら協議する段階、何かあれば中止になるとも知れない灯火を必死に育てている我々だが、大運動会が元々秋に開催だったことは幸いであった。

例年と大きく変わった部分を上げると、
・無観客
・ダンス,組体操無し、その他多くの競技の規模縮小
・応援合戦の画数が半分(我が校の応援 合戦では、一人一人がパネルを持ち色を変えることで巨大なスクリーンを作る)

といったところである。無論、感染対策長とかいう役職の設定や少なくない予算を持っていったアルコール等もある。

IMAO、運動会の開催は、現状が大幅には変わらない、という希望的観測をすると充分可能である。密を避け、消毒を怠らなければという条件付きではあるが、屋外で行う運動会は寧ろ普段の教室での授業より幾分マシであろう。一気に全校で感染、というリスクは大層怖いが。

もう1つの論点として、感染対策と熱中症対策をどう両立するかというものがある。マスクを付けたまま競技する訳にいくまいし、テントに入ると密になるといってバタバタ生徒が倒れる様は見たくない。

先にも述べたが、運動会の開催それ自体は充分可能である。なら何が問題かというと、そこに至るまでの練習だ。遠くない過去経験した人なら分かるだろうが、紛れもない三密である。授業内はまだ対策出来るとして、放課後の準備等では明確にルールを定めない限り無理であろう。
教室や講義室をほぼ全部使い、更には応援団は外で練習していてなお、全く感染リスクが無いとは言えないのが現状である。福岡県の感染者も毎日100人を超える中、全国ニュースデビューはまだ早いと思いたい。


中止の可能性もかなりの程度あるとした上で始まった大運動会の準備だが、中止になる事態でも少なくともクラスターの発生はさせない。まあ願わくば無事開催までこぎ着けたいところではあるが、もし何かあれば全国的に運動会はタブー、となりかねないので常にビビりながら進めていこうと思っている。

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