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長男が教えてくれた ”お空の上の話”

元来私は八百万の神や輪廻転生を信じている。
”人間はヒトの遺伝子のまだ5%程度しか解明できていない”と聞くとドキドキワクワクするし、いつも守ってくれている守護霊や、天使、妖精、パラレルワールドなどの存在についても、大方信じている。

しかし、長男が生まれ子育てをする中で耳にしたことのあった”胎内記憶”については、なぜか毛嫌いをしていた。
おそらくそれは目の前にいる息子が、私無しでは確実に生きられない(と当時は思っていた)息子が、そんな未知の世界を知っているとは到底思えなかったからだと思う。
よって胎内記憶に関することが親子の会話に出ることはなかったし、日々の意識に上がることももちろんなかった。

ところが。
3歳のお誕生日を目の前にして、その驚きの瞬間は訪れた。
それはテレビの旅番組で、新婚旅行で訪れたケニアのサファリ特集を見ていた時のこと。
偶然写った見覚えのあるホテルマンに、私が「あっ!この人!」と言ったその時のこと!

「ぼくしってるよ。マミーとダディー、ここにいったんでしょ。だってぼく、おそらのうえからみてたから。」

ー ・・・・・え?!
  このとき◯◯くんはまだマミーのお腹にも来てなかったよ?

「うん。おそらのうえからみえたのマミーが。」

ー へぇ〜、そうなんだ。(放心状態)

「ゾウさんもいたんだよね」という話もあったような気もするが、あまりにも衝撃すぎて詳しくは覚えていない。
こ、これが胎内記憶というものかぁ、本当だったんだなぁ・・・と、静かに心と魂が納得したなんとも言えない内臓の感覚は、今でも覚えている。

それからはもう、私が図書館から借りてきた胎内記憶に関する本から得る知識の答え合わせをしてくれるかのように、出てくる出てくる、おもしろいお話。
誘導をしている感じでは聞きたくなかったので、話し出しはいつも長男。
主に、夕方お風呂に入っている時に話していた。(これも本に書いてあった通り。お風呂やお布団の中でリラックスしている時に話し出す子が多い、と。)
数冊の本を読み、厳密に言うと長男の持つ記憶は、受胎前の”中間生記憶”であることがわかった。

今は10歳になる長男が、2歳の終わり頃から話し始めたお空の上の話。
日記にメモしてあったものをまとめるとこんな感じである。

・お空の上には神様のような大きな男の人がいた
・自分で母親を決めた
・母親を決められない人は神様が決める
・神様が最初から母親を決める人もいる
・弟とはお空の上でも兄弟で一緒に遊んでいた
・本当は弟が先にお腹に行くはずだったが、丸い穴から入って滑り台みたいなのに乗って行く行き方がわからないと言ったから自分が先に来た、「先に行ってるよー」と言って
・おもちゃは何でもあって、お勉強みたいなのもする
・神様は一人じゃない
・世界中の神様の秘密があった

他には4歳の時に「マミー、ぼくのうしろに子どもがたくさんいるんだよ」と言ったり、7歳の時に「たましいって言うんでしょ、それ。ぼくずっと前から知ってるよ」と言ったり。
それって守護霊!?すごーい!
え、ずっと前!?前々々々世とか!?
などと、私の想像力をガンガン刺激して楽しませてくれる。


こんなに宇宙に興味津々の私よりも、はるかに宇宙の真理に近い彼。

今は宇宙から預かったこの大事なギフトたちに(ある時飛行機から降りたあと"ねぇマミー、お空の上見えたけど、神様いなかったね!"と言い放った次男と、まだ0歳児の三男にも)たっぷりと愛を注ぎ、彼らの持って生まれたチカラを信じて目一杯応援したい。

そして大人になった時に、一対一の大人同士、地球人同士として、こういった話ができたらいいなと思う。

そんな未来が待ち遠しくて仕方がない。

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