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ホームステイ中に部屋にこもるとヤバいの?逆に何でみんな大丈夫なの?

「ホームステイしんどいわぁ。」

ネガティブ全開な始まりでスイマセン。ホームステイをしてたのに、しばらく部屋に引きこもってました。

今思い返すとホームシックの1つの症状なんですけど「今」同じような思いをしてるあなたに向けて書いています。

「ボクはこうやったら良かったよ」という経験を書いていくので、もし役に立てばうれしいです。

ホームステイで部屋に引きこもった経験から脱出した方法をまとめた記事をよく読んでんもらっているので、そのときの体験談を詳しく書いています。

ホームステイで引きこもることに

ボクはオーストラリアに留学して、最初の3か月間ホームステイをしていました。

この記事はホームステイで部屋にこもって日本のテレビを見ながらゴロゴロしていた時期についてのお話。

  • せっかく海外に来てるのに何してるの?

  • 時間がもったいない、バイトでもしてたほうがマシ。

なんて言われそうですが、何をするのも嫌になってボーっとしてたかったんですよね。

留学をする前は準備で本当にバタバタしていて、ゆっくり何かを考える時間もないし。

でもホームステイを始めて、学校が始まって、なんとなく生活に慣れてきたタイミングで「それ」がやってきました。

心に余裕ができると忍びよるアルもの

留学の前ってめちゃくちゃ忙しいんです。

毎日のように提出する書類や、出発の準備、英語の勉強をしていて、短距離走をずっと続けてるような状態。

でもオーストラリアの生活にも少しずつ生活に慣れてくると「どうしてもしなければいけない事」がだんだんなくなる瞬間が訪れます。

ある意味「何をしてもいい時間」が増えるわけです。

そんなときに、つい「今の自分の位置」を知りたくなって周りと比べてしまいます。

これには良いことなんて1つもなくて

  • 英語って思った以上に伸びてない

  • 同級生はペラペラ話してるのに

  • ホントにこのままで目的を達成できるのか?と不安に

今考えると「そのときに考えても仕方ないこと」が頭の中を駆け巡って無駄にメンタルを削られていました。

そもそもホームステイに期待しすぎ

ホームステイを始める前は「オーストラリアでホームステイしたら英語がペラペラになる」と思ってました。

さすがにペラペラは言い過ぎですが、1人で買い物に行って、店員と冗談を言い合えるぐらいにコミュニケーションが取れるものだと思ってんです。

たぶんこれはボクだけではないはず。「外国に行ったら英語が話せるようになる」とみんな期待してるはず。

でも現実は全然違って。

  • 本当に自分が伝えたいことも伝えられない

  • 自分の家に帰る電車の乗り方もわからない

  • レジでわかったフリをしてるから余計なものを買ってた

色んなことがあって落ち込みました。

期待していたものと現実のギャップの差が大きすぎて、心の器から溢れ出てるイメージ。

1日中勉強していても成果が見えなくて、何をしても無駄なんじゃないかと思っているとだんだんツラくなってきました。

その結果、自分の部屋にこもって1日中YouTubeで「水曜どうでしょう」を眺める日々が始まりました。

大泉君のトークももちろん面白いんだけど、水どうを気に入ってた理由は「いい歳した大人たちがグダグダ言いながら旅をしてた」から。

とくに外国の文化に文句を言ってる場面は共感の嵐でした。まさに自分が置かれた境遇にそっくりだったので。

取りあえず「何もかもブン投げて日本に帰りたいな」という思いが頭の中を駆け巡る日々。

「ホームシック」という言葉がピッタリな状態でした。

部屋にこもってる間に焦りはなかったの?

ありましたよ。

オーストラリアにまで来て何してるのかなーって。

でも語学学校の授業には8割出席しないと強制的に帰国させられるので休めません。

「行くのは面倒だけど、行かなかったら強制送還だし、それはもっと面倒なことになる。」と思ってました。

その辺りを完全スルーできるぐらい限界突破してなかったんですね。一応、学校には通っていました。

だから引きこもりとしては未完成の状態。

英語の勉強をしなくて焦らなかった?

英語のことは1度忘れました。諦めです。どうせやる気がないときには集中できないし。

落ち込んでるときにはとことん落ち込んで、落ちて、落ちて、落ちた先に何かあればいいかなと開き直ってました。

何かもう、焦ることにも疲れたという感じ。

メンタル弱めな自分を知って楽になる

もともと日本の病院で働いていたけど燃え尽き症候群になってオーストラリアに行きました。

だから自分でも精神的に強いタイプではないとは薄々感じていました。

他のワーホリ・留学生は楽しそうで、どんどん仕事をゲットして海外生活を満喫しているのが眩しかったなぁ。

それに比べて部屋にこもっている。こんな自分が惨めというか、とても弱く感じていたことも事実です。

妻に愚痴をこぼしてるうちに「まぁ、自分ってこんなもんか」と理解すると、それ以上に落ち込むことがなくなったように感じます。

なんか凄そうな人、楽しそうに振る舞っている人はたくさんいたけど、いちいち張り合ったり比べたりが面倒で。

1週間ほど過ぎて、やることもなくて飽きてきたので、少しずつ何かしようという気になってきました。

効果のある手段とそうでないもの

どう考えてもひきこもりの原因は英語ができないこと。その中でも1番苦手だったのはスピーキングだったので、できるだけ人と話そうと考え始めました。

探してみると色々と英語を話すチャンスはあって、

  • 教会でやってる英会話クラス

  • ランゲージエクスチェンジ

取りあえず無料のものを片っ端から始めて、楽しいものはキープしておこうかなというスタンス。

まず教会の英会話クラス。楽しいは楽しいけど、気分が下がってるときにわざわざ大勢の人がいるところで会話の相手を探しに行くのは疲れました。

知らないパーティーに放り込まれ、1人ぼっちにされたときのように陰キャにはかなりハードルが高い。

次にネイティブと話せる英語会話アプリでスピーキング。Hello talkは有名ですが、長続きする相手を探すのは至難のワザ。

明らかに語学目的じゃないヤバいやつもいて、これはダメだと判断しました。

ということで無料で「初心者同士が他愛もない話をするタイプ」のものはやめました。できないもの同士がこちょこちょやってても仕方ない。

話のネタや、人間関係など英語以外にも考えることが多すぎて…

そして申し訳ないけど他人(特に英語がつたない留学生)の話を聞く時間がもったいなくも感じていました。

「人の話を聞かないとリスニングが伸びない」と言われそうですが、これには反対です。

どうしてもリスニングを伸ばしたいなら、英語を話せる人の話を聞くのは効果があるけど、文法がつたない人の意図をくみ取ってあげるのは目的が違うかな。

ボクもその内の1人だったんですけどね。

スピーキングを伸ばしたいなら自分が主体的に話さないとダメ。人の話を聞いてる場合じゃない。

引きこもりに効いたのは先生の言葉

そして最後にオンライン英会話。「海外に行ってまでオンライン英会話に課金ww」と笑われそうですが。

今までは「できるだけお金をかけずに済ませたい」と思ってたけど、これからは「しっかり課金してガチろう」と考えました。

今までの方法でダメなら違う手を試さないとまた同じことを繰り返す。

そこで思わぬ効果がありました。それは「自信をつけさせてくれた」こと。

フィリピン人のアン先生が言うには

世界中にはあなたより努力してないけど、英語圏で生きてる人がたくさんいる。

めっちゃええこと言ってくれますやん。全部聞き取れてないから脳内補正入れてるけど。

何やかんや言ってモチベを上げてくれる先生が最高だ。

他にも先生が「留学してるけどオンライン英会話をやってる人はけっこう多い」と言ってたのが印象的でした。

「外国にいて困ってるのは自分だけじゃないんだ」と思ったら安心できました。

むしろ外国にいるからこそ「英語を話せない」深刻な悩みを抱えてるんだろうなと。

そしたら、できないと落ち込んでるのがバカらしくなってきて「もうちょっと続けてみようか」と前向きになれました。

ホームステイ中に部屋にこもるのは「成長」の1歩目だ

こうやって少しずつ外に出て英語を勉強し始めてみて気付いたのが、意外とやる気が回復しているということ。

これからホームステイに来る人は「ホームシックにかかるのは普通だ」ということを知っておいてほしいです。

気分が落ち込んでホストファミリーと話すのが面倒になって、部屋にこもりたいと思うのは恥ずかしいことじゃない。あなたがここまで全力疾走してきた証拠。

あなたの今経験しているツラさはゴールまでに必要な1つの過程なんだ。

同じ道の少しだけ先を歩いてきた人として言いたいことでした。

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