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キハダ剥がし・黄檗収穫体験研修会@山添村<奈良じかんvol.4>

烏梅作り翌日も朝から大盛り上がり、
修学旅行のような愉しさも加わって(笑)
皆さまから口々に内容の濃い大満足とのお声をいただけたこと
安堵しているところです。

保科様、中村様と。
今回、保科様のご尽力なければ全てが進みませんでした。全員にお土産までいただき、最後まで感謝という言葉しかありません。

毎年恒例の烏梅作り体験会に加えて
いつか実践してみたいと考えていたキハダ剥がしからの黄檗収穫。
体験会に加えたかったきっかけは2つ。

1つは参加した天川村ツアーの中で自分自身が体験したこと
2つめは、吉祥寺丸井にて開催された大和当帰フェアでも
黄檗収穫後の原木を使ったワークショップに出会ったこと。

その根底には自分が25年アトピー性皮膚炎に悩まされ、
脱ステロイド・治療生活の中で石丸にとって素晴らしい
漢方医の処方した煎じ薬の一部にこの黄檗が含まれていたこともあります。

もちろん、治療段階により、経過を診ながらの煎じ薬の内容は
変わっていきましたが、一番酷い症状の時に服用していたから
インパクトがあったからかもしれませんね。

畑主さんのキハダ畑。 大人になるまで約15年だそう。 大切に育てられています。 貴重な一枚となりました。


どの子がどんな感じで剥がせるのか・・ 見方を変えると楽しみ方も変わります。


開催に至るまでのやりとりのネックは
その開催場所にありました。
やりとりさせていただいた方は勿論、
多くの方のご協力もあって開催できたことは
ありがたかったです。

この体験・学びを活かしていきたいですし、
様々なご縁もまた日頃の積み重ねが大切だと
しみじみ感じた研修会。

もちろん恒例の烏梅作りも然りです。
気持ちは既に来年のこと。
どんな内容にするかは・・少しだけ決めました🤭

今回の樹皮を剥ぎ内皮の黄檗(おうばく)をはがし
収穫するなかで学びは多々あります。

1本1本個性があり
水分の吸い上げる力は異なるので
半分スムーズに半分全然剥けないものや
全部メリメリとスムーズに剥けるものがあります。

樹皮を剥がした後に、 いよいよ内皮の黄檗を剥がしに入ります。 水分をたっぷり含んでいるので 剥がす時にシュッシュッと音がします。 山の恵みの1つとして 多くの人の健康管理に貢献してくれることに 心が沁みいります。



皆さん各々に徐々に剥がすコツを掴んで上手!
ペア毎に特徴もあり
石丸は気がつけば人間ウォッチング。
それもまた愉しすぎました!

此度のような旅でいつも思うことですが
素敵な生徒さんに囲まれて
石丸も学びをいただき
至福の時でもあります。


畑主の中村様と。 気持ち良く体験させていただき 暑さも飛ばすほど楽しむことができました!


さて、この黄檗・・
陀羅尼助や三光丸などの胃腸ケアに使われているだけでなく
染色でも知られているものですね。
定例企画の中に染色講座がありますが
生徒さんの中にお二人染色・染織のプロがいらっしゃいます。
楽しみが増えました。

此度はご尽力いただきました
農業生産法人有限会社ポニーの里ファームの保科様
(全て段取りしてくださいました)をはじめ、
作業場まで貸してくださった畑主の中村様
(おかげで熱中症にならずに体験できました)
剥がすお手本を見せてくださった
神野山木工館の松村朋子先生
(キハダの椅子作り教えてくださいます)
株式会社三光丸代表取締役社長の米田様
ご同席くださった皆々様
暑いなか
小さな小さなだしな薬膳にお時間をいただき
心から感謝いたします。

この学びを来年に繋げて
また伺います。
懲りずにお付き合いいただけましたら幸いです。

やはり
企画するのは愉し。
これからも
学び愉しの体験研修会
喜んでいただけるよう
努めてまいりますので
塾生の皆さま
いつもイベントにお越しくださる皆さま
どうぞ宜しくお願いいたします。

また、ご縁ある皆さまとの企画も
定期・不定期に
ご用意させていただいております。
全て公式ライン内でアップしていますので
未登録の方は
是非ライン追加してくださいませ。
重ねて宜しくお願いいたします。


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番外編 これは何でしょう?

樹皮についている地衣類のウメノキゴケだそうです。
知らなんだー

『たきつけにとても良いんだよ』
と教えてくれましたが、

生徒さん情報で
どうやら染色にも使えるらしく
ヨーロッパ古くからの
染色方法で知られているそうです。

藻類と菌類の共生体である複合生物であり
環境指標生物体としてのウメノキゴケに含まれている
レカノール酸という成分で赤紫色になるのだとか。
また、アトラノリンという成分もあり、
これは黄色に染まるという情報もありました。

これは試してみるしかないですね。
生徒さんの染色のプロに委ねます。

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