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シリアスな(?)プーランクその2 ミサ曲ト長調・悔悟節のための4つのモテット
前回のリタニ、作曲者はオルガンパートにハルモニウムのような音を期待していたみたいな伝聞があって、それがマリ=クレールさんの解釈に繋がったのか…分かりません、ぢゃハルモニウムで演奏すりゃいいんでは。
ということでミサ曲ト長調(1937年)、無伴奏アカペラの混声四重唱で、華やかな冒頭から後のグロリアを予告しているかもしれません。次第に穏やかに、瞑想的になります、ホザンナを活気の強い曲にしなければ自然そういう流れにはなる訳ですが。コンパクトにまとまった佳作です。低声部を土台にしてなんていう作り方ではないので重心が高い。演奏はどれも魅力的、お好みで。
悔悟節のための4つのモテット(1938-9年)、歌詞対訳を見ながら是非聴いていただいて。ただ今回やはりびっくり、私の近くにはプレートル指揮(1963/5/29)、これおそらくプーランクが亡くなっての追悼演奏に違いない。あまりにも大合唱の重い演奏でスタンダードにはなりえないが、プレートルって何でもできるんだなという感じです。今の所結論は新しい録音のHarmonia Mundi France盤すかね。
ちょっとだけエクスキューズがありますが、今宵はここまで。
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