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マックス・オフュルス(1902/5/6 - 1957/3/25)

 ドイツのユダヤ人商家に生まれ、演劇を志しウーファーで映画の仕事を手掛け始める。1933年「恋愛三昧」で一躍世界に名をはせたそうです。
 笑う相続人 Lachende Erben (1933年)ドイツ
 永遠のガビー La signora di tutti (1934年) 別題『みんなの女』イタリア
 ディヴィーヌ Divine (1935年)ここからフランス
 ヨシワラ Yoshiwara (1937年)
 明日はない Sans lendemain (1939年)
 マイエルリンクからサラエヴォへ De Mayerling à Sarajevo (1940年)
 戦前の作品のうちでこれらは日本でも観る事ができそうですが残念ながら私はまだ語る資格なしです。
 忘れじの面影 Letter from an Unknown Woman(1948年)、アメリカへ、本作を予備知識なく観て鮮烈な印象を受けたこれぞ究極のメロドラマ、究極のフラッシュバック形式。
 魅せられて Caught (1949年)
 無謀な瞬間 The Reckless Moment (1949年)、どちらもオフュルス・ミーツ・フィルムノワール、どちらもジェイムズ・メイスン最高。
 輪舞 La Ronde (1950年)、凄まじい長回し、狂言回しの20 世紀初頭のウィーン。
 快楽 Le plaisir (1952年)、オムニバスで描かれる皮肉なエピソード、更にカメラは縦横無尽に自在に動き回る。
 たそがれの女心 Madame de... (1953年)、廻る廻るずっと廻ってる。
 歴史は女で作られる Lola Montès (1955年)、サーカスの見せ物晒し者からフラッシュバック、豪華絢爛、自由に画面サイズが変わる。
 ヨーロッパ〜アメリカを渡り歩き、表向きの豪華さの裏に隠された陰翳、虚しさを感じさせる独自の作風を貫いた監督さんでした。

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