医療介護コンサルティングチーム

訪問看護、介護、訪問診療等をコンサルティングしています。実業から得たノウハウや知見を、…

医療介護コンサルティングチーム

訪問看護、介護、訪問診療等をコンサルティングしています。実業から得たノウハウや知見を、医療介護関係の経営者様等に知ってもらい、利用してもらいたいと思っております。 医療×ICT、働き方改革等、さまざまな面で貢献していきたいと思います。

最近の記事

訪問診療クリニックこそケアマネ事務所を運営するべき理由

こんにちは、今回は訪問診療クリニックを運営検討される医師や医療法人の方に届けたい内容となります。 訪問診療クリニックを運営すると得てして訪問看護や訪問リハを附属させることが多いですが、、 いやいや、むしろ居宅介護支援事業所(ケアマネ)こそが勝ち筋だと考えます。 それについて下記に述べたいと考えます。 取り巻く環境 近年、高齢化社会が進展する中で、 訪問診療クリニックがますます需要が高まっています。 これは、高齢者や身体的に不自由な患者にとって、医療サービスを提供する上で便利

    • 4月より開業or事業支援を行います

      こんにちは、Xにもお伝えしましたが、 4月より限定2社、開業or事業支援を募集いたします。 支援内容は以下の通りです ①事業に関する事業計画全般の作成or見直し ②採用に関する支援 ③各種書類等の確認及び整理 ④人事評価等のルール作り ⑤各種オペレーションのルール作り ⑥営業活動の指導等 新規開業の方に関しては ⑦新規指定申請関連、届出の支援 ⑧管理者向けの支援 ⑨経営全般についての支援(必要な方のみ) ⑩出店エリアの選定(リサーチ) こちらを支援いたします。 基本的に

      • 労働とボランティアについて考える

        こんばんわ。今回はX上でも少し論争になった、 居宅において利用者が困っている事について無償でサービス提供する件について、結局何が正しいのか?についてを独自の視点で解説していきたいと思います。 まず、前提として、 訪問看護の居宅先で蛍光灯を変えて欲しいという要望があったとします。それを無償で変えてやる事について意見を言われ、こんな事もしてやれない訪問看護は最悪だ!病棟での考え方と異なる考え方だ! という事から巻き起こったわけですが、、 持論としてまず述べますと、 無償でサー

        • マインドセラピーとは?

          こんにちは。 今回は、我々のコンサルティングで強化している マインドセラピーについて述べたいと思います。 ◽️マインドセラピーとは? マインドセラピーは、心理療法の一種で、クライアントの心の健康や幸福感を向上させることを目的としています。主に会話や認知行動療法などの技法を用いて、心理的な問題やストレスに取り組みます。 ◽️それはどう言った事に効果があるか? マインドセラピーでは、クライアントが抱えるさまざまな問題や課題に対処するために、以下のような方法が効果的です:

        訪問診療クリニックこそケアマネ事務所を運営するべき理由

          良い職場の見分け方とは

          こんにちは、今回は求職者にとって、 転職活動で前提条件として、良い職場 という考え方があるかと思います。 良い職場の定義はその人たちの価値基準によって変わるため、Aにとって良い職場でもBにとっては少し悪い職場になる可能性はあります。 これは医療にかかわらず、全般的に言えることかもしれませんが、 今回は良い医療職場を見分けるためには、以下のポイントを確認することが役立ちます: 1. スタッフ同士のコミュニケーションとチームワーク: 面接や見学の際にスタッフとの会話を通じて、

          認知症についてどう伝えるべきか

          こんにちは、ケアマネさん含めた居宅介護サービス、在宅医療を行っていると、必ずと言っていいほど直面する症状に認知症があります。 早めの対策で認知症の治療に当たることは大切なことですが、関係者のみなさん口を揃えていうこととして、 ご家族あるいは当事者に提案しているものの、 認めない等といった主観的な判断により、 治療等が遅れる、あるいは治療しないといった傾向が多く見られます。 癌だったらどうなんでしょう?高血圧だったらどうなんでしょうか?認知症は当事者家族にならないと大変さがわか

          認知症についてどう伝えるべきか

          病院と比べた場合の在宅医療の優位性について

          こんにちは。本日は病院と比べた場合の在宅医療の優位性について述べたいと思います。 医療介護の計画上、病院での役割や、 病床の有効活用の観点や患者様本人等の希望から、在宅医療への切替が進んでいきます。 在宅医療での医療行為に限界はあるものの、 昨今の技術や、在宅を担う医療機関や居宅サービス等、充実してきてます。 医療の即応体制や処置等の可能な範囲で考えると、病院の方が当然優位性はありますが、 総合病院(外来)と比べて 訪問診療と訪問リハビリが連携することで、 病院と比較して以

          病院と比べた場合の在宅医療の優位性について

          在宅医療に求められていること

          こんにちは。今回は訪問診療の運営の中から 起こった事象について、考察を述べていきたいと思います。 我々はコンサルティングを行いつつ、 訪問診療、訪問看護、訪問介護の運営自体も 並行して関与しており、 そこから得た知見と、マーケティング理論 (オフライン、webマーケティング共に) それらを実際にミックスしながらコンサルティングの判断基準に落としていってます。 従って机上の空論ではなく、現場で起こっている事象に基づいた判断により運営の支援をしていくため、精度は高いものとなってお

          在宅医療に求められていること

          「女性理学療法士と訪問リハビリのメリットと働きやすさ」

          こんにちは、訪問看護ステーションを運営していると、ケアマネさんからのニーズとして、女性の理学療法士はいませんか?といった事をよく耳にするかと思います。全体的に見ても、理学療法士の男女比で考えると、女性は少なめのようで ※それでも昨今は増えてきてます http://50th.japanpt.or.jp/trend/#:~:text=%E7%8F%BE%E5%9C%A8%E3%81%A7%E3%82%82%E7%90%86%E5%AD%A6%E7%99%82%E6%B3%95%

          「女性理学療法士と訪問リハビリのメリットと働きやすさ」

          リハビリの評価とADLの改善について

          訪問看護において、 リハビリを導入しているステーションは多く、 自由度のある手技故に、スタッフ毎でスキル差もあり、改善されてない?とか、マッサージばっかりして、、と、 よくご指摘をもらう事もあるかと思います。 少しでもそれを防ぐべく、 リハビリのあり方について、こちらに示しました。 はじめに リハビリテーションは、患者の健康と生活の質を向上させるために不可欠なプロセスである。本論文では、リハビリの評価とADL(日常生活動作)の改善に焦点を当て、初見の評価の重要性、評価を

          リハビリの評価とADLの改善について

          居宅関連事業(診療、看護、介護)のコンサルタントとして

          こんにちは、株式会社ダーウィンのコンサルタント部門でございます。個人ではなく、集団として、 経営企画、人事、財務、マーケティング、webプロモーションといった事を複合的にコンサルし、事業成長を行ってきているグループです。 いずれのメンバーも上場企業の営業、マーケティング、人事部門で基礎的な部分を磨いてきました。 基礎的な知識を持ちながら、訪問看護、訪問介護、訪問診療のコンサルタントとして、あるいは事業運営責任者として、多くの活動をしてきました。その知見等をシェアして、これから

          居宅関連事業(診療、看護、介護)のコンサルタントとして

          生きる目的がある人向けの緩和医療: ご子息の特別な瞬間への支援

          こんにちは 今回は実例に基づいた支援についてです。 末期の肺疾患を持つお父さんが予後短い状態で在宅に戻って来ました。 そこでの目的として、 通院に体力を使うのはシンドイ。 娘が3名いて、真ん中の娘の結婚式と下の娘の出産が来年の春頃を予定しているので、 そこまで生き抜きたい という要望に 在宅の先生とチームワークを組んでいる内容です。いくつかの打ち合わせとして以下の要素で検討しました。 セクション 1: 末期の肺疾患と緩和ケアの基本を理解と緩和についての理解 • 末期

          生きる目的がある人向けの緩和医療: ご子息の特別な瞬間への支援

          「訪問看護と小児医療: 子どもたちの健康を支える」

          こんにちは! 今回は「小児医療」に焦点を当ててお話しします。非常に奥深い項目でして、ある看護師の表現を伝えるなら、 テーブルの上で感じる内容とテーブルの下の感情は分離する。 なので、結論から申しますと、 絶対的な観点で接する、 うちの子の時は〜なんて言おうものなら それは担当変更になる可能性が高いです。 重複しますが、 感情はそれぞれに独自にあるため、私見を入れるとある時はリスクになる事が多いのも小児です。 ただ、小児医療は、子どもたちの健康をサポートするための医療の一分野

          「訪問看護と小児医療: 子どもたちの健康を支える」

          訪問看護と緩和ケア: 患者の家族との共同支援の重要性

          こんばんわ! 今回のテーマは、「緩和ケアを行なっている患者の家族との付き合い方」です。 在宅を行うと、避けては通れないですね。 本当にさまざまだと思います。 当事者は特に精神的にも…といったところかもしれませんね。 そんな緩和ケアは、重度の病気や末期の状態にある患者さんに対して、痛みや苦痛の軽減、心身のサポートを提供する医療の一形態です。訪問看護は、緩和ケアを行なっている患者の家族との協力と支援が重要です。そこで、訪問看護と緩和ケアにおける患者の家族との付き合い方について

          訪問看護と緩和ケア: 患者の家族との共同支援の重要性

          よく議論になる「最適」な医療サービス提供とは?

          こんばんわ。メンバーでよく議論になる、最適な医療サービス提供とは?について語りたいと思います。 メンバーの中に、訪問看護ステーションの運営をいくつか行っているものがおり、そのものから学びながら、運営を行っていっているのですが、現場の中で議論になるのが、 緩和ケア含めて、長く生きてもらうために”最良な医療判断により、サービス提供していく。 もう一つは 本人の要望等に傾聴し、本人が本人らしく生きてもらうために重きを置き、 疼痛管理等、本人の意識のある時間をできる限り長く、医

          よく議論になる「最適」な医療サービス提供とは?

          生きるとは

          こんにちは。今回は生きるとは?についてです。 あるケースで、肺がん末期の患者さんがいました。 酸素の吸入量も多く、予後2ヶ月… 胸水にも水が溜まり、息苦しさもあいまって、 生活も大変な状況で、 エコーを用いた胸腔穿刺を実施。 息苦しさが和らいだ中での ACPの提案 病院ではあやふやになっていて、 家族でどうするか考えたこともなかった。 週末家族で考えてください。 どうするかを決めていた方が、色々と良いと思います。 悔いの残らないよう、考えてみてください。 翌週伺うと、