見出し画像

石田月見さん『ウツ婚‼︎〜死にたい私が生き延びるための婚活』のZoom読書会に参加して


 石田月見さんの『ウツ婚‼︎〜死にたい私が生き延びるための婚活』は著者の月見さん、ご本人が仰ってましたが「婚活」を薦める本ではありません。私が読んだ感想は、月見さんが、ココロのビョーキを持ちながら生きていく為の技術を「婚活」を通して身に付けていった本だなぁと感じました。月見さんが、読書会で仰ってたけど、私も同意なのですが「精神科の治療って、心、心ばっかり言って、家系図書いたり、交流分析したり」と、そう今まで、具体的な「精神疾患を持った女性の生活」について、こうすると、よりマシな結果になりますを教えてくれる本は、私は初めて出会いました。恋バナで、それらを学習出来るのは楽しい事で、もう2回、読んじゃいました。

 私は、著者ご本人とお話できる読書会は、初めての経験でした。読書会は、一般社団法人ホワイトハンズ代表の坂爪真吾さんが、坂爪ゼミの1つとして(定かじゃなくて、すいません)開いて頂きました。月見さんが、読書会を安全な空間にする為、ルールを説明してくださる所から始まりました。

 月見さん、ご本人に感想を伝える時間が来て、私はZoomの挙手をして、伝えたい事は沢山、あったのですが「過食の後にマウスウォッシュをする箇所が、良かったです」(私自身が過食症です)と話したのですが、著者ご本人の読書会は、感想を予めまとめた方が良いですね。でも、月見さん、頭の回転が早い方で「過食は依存症の最後まで、残る依存である事、ストレスが溜まった時だけで無く、何かに揺れている時も過食になること」など、過食について教えて頂きました。

 質問で「精神疾患の当事者会でのフェミニズムの付き合い方が分からない」と質問したのですが、これ、私は本当に悩みます。何かの被害から生き延びたサバイバーの仲間の中では、その経験をSNSで発信して、社会が変わるよう声を上げようと言う風潮があるのですが、それが私は出来ません。月見さんは、そう言う人に向けて書いたと仰ってました。精神疾患とフェミニズムについて、月見さんは「パートナーが出来てからのフェミニズム」さらに坂爪真吾さんが補足してくださって「本人が幸せになる為のフェミニズム」と仰ってくださって、私がフェミニズムと、どう付き合っていくか指針になりました。石田月見さんご自身は、声を上げる人を尊重している事、フェミニズムは大切なこと、ご著書の中でフェミニズムの変遷を書いている事、私は、そうだな月見さん、そう言えば、ご著書の中で、フェミニズムの変遷について書いてあるな、でも、恋バナがベースの本なので、堅苦しくなく、フェミニズムについて知る事が出来たなぁと言うのが感想です。それと、精神疾患とフェミニズムについては坂爪真吾さんの『「許せない」がやめられない』を読もうと思います。

 他の質問で子育てについて月見さんに質問した方が居て「狭義の虐待(私の例を出すと父からの身体的暴力)は良く無いが、広義の虐待は、、、」と言う月見さんの考えの中で、私は学んだのは、私は子育てはしてないのですが、人と話す時、広義の所で人を傷付けないように気を付けて、ヘトヘトになります。狭義の所で失礼にならなきゃ良いのだなと改めて気付けました。それとコロナのなかでの繋がりは、オンライン哲学対話などのオンラインの繋がりが結構、良いと仰ってたので、少し私も挑戦してみようと思います。

 石田月見さん、とても素敵でした。自分の支援者に『ウツ婚‼︎〜死にたい私が生き延びるための婚活』を薦めたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?