革シースを漬け込む「タレ」の話
私はナイフを作る、という変な趣味をやっており、その作ったナイフを納めるシースを牛革で作っているのだが、そのときに「タレ」というものを使うので、その「タレ」について書いてみようと思う。
タレというのは誰がそう呼んだのかわからないが、私はネットでその存在を知った。詳しいことは「ナイフシース タレ」などと検索しよう。
革製のナイフシースというのはヌメ革という、まあ要するに染色をしていない肌色っぽいいかにも革、って感じのヤツでつくる。厚みがあって丈夫で、ナイフを納めるのには大変良い素材なのだけど(薄くてぺらぺらだと怖いからね)、弱点もあって、水に濡れると滲みるし、湿気も通す、汚れると落ちにくいとか、するとナイフがさびやすいとか、まあ多少扱いが面倒だったりする。
そんな問題を解決してくれるのがこのタレ、というわけだな。このタレに、できたシースを漬けて乾かしてやる、すると水をはじいて滲みこまない、汚れもつきにくくなって、しかもあの革の良い感じの色に仕上がる、と良い事尽くめだ。
これがそのタレの写真。というところで今日はここまで。
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