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月1万5000円で「すぐ住める空き家」が強み。5年間で200人、移住者が絶えない町のしくみ

高知県梼原町の取り組み

人口の分散は不可欠だ。
この町の取り組みは、素晴らしい。

ただ単にリスク分散という観点だけでなく、地方には可視化されていない資源が沢山ある。
例えば、観光資源。なんの変哲もない「滝」「公園」であったとしても、プロモーションの仕方で如何様にもなる。
産業も魅力だろう。
デニム産業は岡山県倉敷市児島が有名だ。(岡山デニムの代名詞)
しかしながら、生産量は、岡山の西端に位置する井原市と隣にある広島県福山市が圧倒的だ。

日本は決して広い国ではない。
しかし、1億を超える人口を支える文化と産業は、数多の地方にある。

抜本的解決には、地方自治体による取り組みだけでは、スピード感に欠けるし、産業が衰退していくスピードに追いつけないかもしれない。

東京一極集中の根本のひとつは、有名大学が集中しているからではないのか。
上京した地方の学生達がそのまま東京に住み続けるのは当然の流れだ。

立命館アジア太平洋大学の様な特色ある大学を地方に作っていくのもひとつの手であろうし、国策として日東駒専やMARCHは、地方に移転させてもいいのでないのか。
費用は掛かるが、リターンはそれ以上にあると思う。
学生は地方の方が生活費が少なく済むし、そのまま地方に就職、起業する者も現れるだろう。
東京で起業するのは競争相手が多い分、倒産リスクが高いし、初期投資も高い。

そういうことを考えている官僚は、間違いなく居ると思うのだが、政治家の権力が大きくなりすぎて、未来を描けなくなっているかもしれない。

まずは、この町の様な草の根活動を、いろんな地方で起こすしかないのであろう。地方が国を動かす。
束になればきっと勝てる。

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