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(速報)日本人のパスポート情報と本人写真がTelegramの脅威チャネルで販売中

Tegramの脅威チャネル「HMK Document」を通じて日本の身分証明書の販売を宣伝

Telegramの脅威チャネル「HMK Document」では、偽造された日本のパスポートや肖像画の販売を宣伝しています。
この脅威アクターは、大使館から供給され、毎日更新されるとされる新しい未使用の身分証明書であることを保証しています。
この脅威アクターは、特定のTelegramグループやチャネルを通じて購入者を募っており、パスポートが本物であることに100%の自信を持っており保証するとまで主張しています。

8月13日に「HMK Document」に投稿されたポスティングのキャプチャ

同者はサンプルとして個人のパスポートと写真をダウンロード可能な状態で共有しています。これらは犯罪者らが身元を偽装するなどに利用される可能性も高く、悪質な行為です。
また、日本国籍保持者への被害が懸念されます。
*添付のイメージの情報からのデータのダウンロードはしないようにお願いします。

S2Wの脅威モニタリングソリューション「Xarvis」で確認できる
「HMKdocument」の活動履歴(画面提供:S2W)
S2Wの脅威モニタリングソリューション「Xarvis」で確認できる
「HMKadminvip」の活動履歴(画面提供:S2W)

またこの脅威アクターは、ダークウェブの有名ハッキングフォーラム「BreachForums」で「HMKadminvip」というIDで活動しており、昨年より継続的にオーストラリア、アメリカ、カナダ、ドイツ、イギリス、韓国、スイス、中国、ベルギー、デンマーク、フィンランド、ポルトガルなどのパスポートなどのID情報の販売に関するポスティングを投稿していることがS2Wのダークウェブモニタリングソリューション「Xarvis」で確認されました。

インシデントの詳細
日時:2024年8月13日
被害者情報:日本国籍保持者
リージョン:アジア
サブリージョン:東アジア
国または地域:日本
分野:公文書、個人情報の盗難
攻撃の種類:詐欺、個人情報の盗難
脅威アクター:HMK document(Telegramチャネル)

ソース:S2W社内分析チーム