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【シャドバ】RGW後期ラティカエルフ簡易解説

主眼

デッキURL

2022年8月18日追加のRGWアディショナルカードの《聖緑の輝き・カーバンクル》と、
ローテ落ちにより余命残り僅かの《万緑の回帰・ラティカ》を組み合わせたOTKコンボデッキのリペア。

《聖緑の輝き・カーバンクル》の効果で0コストカードを大量に生み出し、
強力なフィニッシャーである《万緑の回帰・ラティカ》の12プレイを狙うのが基本コンセプト。


《聖緑の輝き・カーバンクル》をプレイ、
進化(3PP回復)

1コスト下がった3コストの《万緑の回帰・ラティカ》をプレイ、
この後4プレイに到達しもう一度3PP回復。

残った3PPで残りの8回分プレイ出来れば《万緑の回帰・ラティカ》12プレイ達成で16点。
0コスト相当のカードを(8-3で)5回プレイ出来れば条件達成。
ここに何らかの方法で4点以上くっ付けるとOTKが可能。

手札だけでなくデッキも全てコストダウンするため、
デッキの多くをドロー出来るエルフカードで構成する事で見切り発車のコンボスタートでも期待値を高く持てる事が魅力。

基盤

3枚×12種類(残り4枠)

コンボギミックである《聖緑の輝き・カーバンクル》、《万緑の回帰・ラティカ》は確定。

1コストのエルフカードは《聖緑の輝き・カーバンクル》の効果で0コストになる事から必然的に多く採用する事になる。

残った枠でコンボ始動までの時間稼ぎ枠とコンボパーツを集めるドローソースを採用。

カード解説

奮起のベビーフェルパー

ドロー担当

ほとんどが2プレイで1枚ドローの用途。
手札に戻す事で再利用出来、このカード1枚から2ドロー以上狙っていける。

手札にドローカードが見えていない場合は積極的に検討したい。

異端の孤独

遅延担当&コンボ担当

1コストで2点の除去カード。
融合していると4点の除去カードに成長する他、プレイ回数を+1する効果を持っている。

《聖緑の輝き・カーバンクル》発動後に融合すれば0コスト2枚分。
コンボ中に引いたらラッキー。
ただし使うには相手のフォロワーが必要なので注意。

輪廻する回生

1コストのエルフカードでしか無いが、絶命の崇拝者との相性が良過ぎるため実質遅延担当

エルフ且つフォロワー限定で手札に戻せる。
制約の対価に回収したフォロワーはEPを消費せずに進化出来るようになる。

後述する進化時効果が強力な《絶命の崇拝者》との相性が抜群。
1ターン限定の潜伏効果で場に待機させておき、次のターンに《輪廻する回生》で回収。
そのまま再召喚し、進化時効果を無償で使う事が出来る。

コンボパーツが揃っていない間は《絶命の崇拝者》で耐えるのが基本なので、
それの使いまわしが利くこのカードの評価も相対的に上がる。

腐食の絶命

遅延担当

相手全体の場を弱くする効果。3ターン持続する。

小型の横並べが基本戦術である連携ロイヤル宴楽ヴァンパイアにとてもよく刺さる。

翠緑の加護

ドロー担当

エルフフォロワー限定で+0/+2修正して1枚ドロー。
対象がいないとドロー出来ないので少々使い勝手は悪め。

即時ドローなのでコンボ中に足りないカードを探しに行ける。
《奮起のベビーフェルパー》と合わせてデッキトップからコンボが繋がりやすくなる。

潜伏中の《絶命の崇拝者》の体力上昇がゲームを左右する事が多々ある。
連携ロイヤルの《ポルトス》や共鳴ネメシスの《次元の超克者・ユアン》等。

メタトロン

遅延とは別にこちらが早くなる事で有利に傾ける

後攻4ターン目にプレイ出来れば1PP増える。
遅延する事でコンボまでの時間を稼ぐ事の逆で、
加速する事でコンボ可能なPPに早く到達して相手より先に勝利出来るようになる。
効能は大体同じだが唯一無二の先後を入れ替える価値が高過ぎる。

7PPに到達するだけで勝利する可能性が生まれるデッキなので相性抜群。

実は1打点なのを忘れないように。
序盤に多少削っておくと事前準備無しでOTK可能になる。
PPに余裕があるなら回収して2点以上狙える事も。

ヒーリングフェアリー

遅延担当

場のカード1枚回収を条件に2コストで4回復
現環境の回復カードとしては最強レベル。

《ヒーリングフェアリー》を《ヒーリングフェアリー》で回収すると、
2コストにつき4回復出来る有限ループが有名。

絶命の崇拝者

ドロー担当&遅延担当&進化枠担当&打点担当

このデッキの遅延担当の核
進化時効果持ちもこのカードだけ。

進化時に相手の攻撃力を-4する。
4ターン目~6ターン目帯に出せるフォロワーでは0になる事も珍しくない。
何故か永続なので攻撃力の下がったフォロワーを盤面に放置して残しておく事が出来る。
それにより相手の展開を妨害し遅延する。

何故か相手のサイズダウンに反応するドロー効果を持っている。
進化すればまず1枚。
ターン終了時の《腐食の絶命》にも反応してドロー出来る。

何故か潜伏効果を持ち、何故か進化時のサイズが2/2→4/4。
これにより潜伏に対処出来ない相手には4打点として扱う事が出来、
《万緑の回帰・ラティカ》の16点と合わせて20点OTKが完成する。
現在環境トップの【フラムグラスネクロマンサー】はこのカードに対する回答を持たず、緩い条件で勝利する事が可能で有利と言える。

ビクトリーブレイダー》や《ギルティ・シールド》のようなダメージカット効果を持つ相手には、《万緑の回帰・ラティカ》1枚だけではOTKコンボを達成出来ない。
そのため何度も進化時効果を使って展開を妨害し遅延する必要がある。
《輪廻する回生》や《ヒーリングフェアリー》を使って回収する事を常に考えておきたい

温かな抱擁

ドロー担当

普通に使えば2コスト1枚ドロー。
融合すると1コスト2枚ドロー。

除去特化の《異端の孤独》と対極にドローしかしないが、
除去の役割が薄いコンボデッキ対面ではこちらに融合して2枚ドローに変換。

《聖緑の輝き・カーバンクル》の着地後に融合出来れば0コスト2枚ドロー。
異端の孤独》の選択対象がいない場合はこちらに融合する事で対応出来る。

天使の恩寵

遅延担当&ドロー担当

通常は3コストで2枚ドロー
EPの数が多ければ1コスト2ドローになりさらに2回復出来る。

後攻の不利条件を帳消しにする強力な効果。
序盤に減った体力を回復してゲームをリセット。
《メタトロン》も合わさればもはや後攻の方が有意義。

万緑の回帰・ラティカ

コンボ担当&打点担当

12プレイで8/8の2回攻撃。
1人で16点を持っていく。《絶命の崇拝者》の4点と合わせて20点が基本。

2枚あれば事前準備無しからOTK可能
特に《聖緑の輝き・カーバンクル》安着から8ターン目を貰えれば緩い条件でコンボが始動できる。
(《万緑の回帰・ラティカ》2枚で0PP4プレイなので、残り8PPで8プレイ)
(さらに言えば7PPでも一応可能。PP使い切りで6プレイなので0コストが6枚必要。再現性は低い)

11回目のプレイにさえ間に合えばいつでも打点に変換出来るので、途中から引いてもOTKが成立する。
EPを使って進化させれば8回目以降に出してもきちんと16点。

2回攻撃のおかげでダメージカットを貫通する事がある。
《ビクトリーブレイダー》には一撃5点で攻撃4回分。
《ギルティ・シールド》には一撃4点で攻撃5回分(or《絶命の崇拝者》+4回)。

聖緑の輝き・カーバンクル

コンボ担当&ドロー担当

7PP到達時に必ず1枚持っておきたい

登場時に《カーバンクルの煌めき》でEPを回復出来るため、
進化時効果発動に伴うEPの心配が無いのがコンボ始動役として良デザイン。

2枚目以降を本体で出す事はまず無い。アクセラレートで分解したい。
アクセラレートの効果で《カーバンクルの煌めき》を入手可能。
デッキ内にEP回復が存在する事で《絶命の崇拝者》ゲームの再現性を高めている。
《天使の恩寵》との相性も良い。

マリガン・対面意識

基本戦術は

絶命の崇拝者》を使いまわしてやり過ごし、

7PPに到達したら《聖緑の輝き・カーバンクル》を出し、

《絶命の崇拝者》込みならそのターン中に、
無いなら1ターン待って《万緑の回帰・ラティカ》2枚でOTKを狙う。

【共通】

先攻・後攻でやる事は大して変わらない。
後攻のみメタトロン》が使えるので探しに行く。

特に《メタトロン》は耐えるはずの1ターンを飛ばせるため後攻の勝因になりやすい。
他にキープしたいカードも無いので全力寄りで。

先攻は《メタトロン》が使えないのできっちりと5・6ターン目を耐えなければならない。
ゲーム中に《絶命の崇拝者》を必ず使いたいので1枚キープ。
以降は回収して再利用出来るので、1枚目が肝心。(持たない派もいるので要検討)

腐食の絶命》は効力が小さい代わりに3ターンと長く続くので、小型が出て来る序盤に使用。
フォロワーを並べて攻撃してくる【連携ロイヤル】や【宴楽ヴァンパイア】には特に強く刺さる。
1枚目はキープして序盤を楽に進めたい。
先攻だと手札の心配があるが。

天使の恩寵》は先後どちらも強いので抱えてカード補充。
先攻なら3ターン目に、後攻なら追加効果のある4ターン目が理想。

【vs 連携ロイヤル】

大衆との想定が異なる対面。チーム単位の評価は微有利から五分
RSPTでエルフを持ち込んだ6チームはおそらく全てこの評価であると思われる。

1番手は圧倒的多数で【フラムグラスネクロマンサー】、
そして二番手に【連携ロイヤル】・【秘術ウィッチ】。
この内、当初不利対面の予定だった【連携ロイヤルに対して五分が付けば、持ち込みとして非常に有意義になる。

序盤は正直《腐食の絶命》だけで除去は事足りる。
ただし弱い盤面で埋めたいためもしプレイするなら出来るだけ早めに消費。
中盤からは《絶命の崇拝者》によって1体ずつ攻撃力を下げていき、盤面を弱く埋めていく。
盤面に空きが無ければ《忠義の剣士・エリカ》による打点が見込めないので耐久が可能。
基本ルートはこれ。

《絶命の崇拝者》への回答に《ポルトス》が存在する。
《ポルトス》単体では進化込みランダム5点除去なので《翠緑の加護》をプレイする事で耐える事が可能。
そのため4面埋めのハーフロックも効果的だという事を覚えておきたい。
この時、《腐食の絶命》の使用が遅れていると盤面が不用意に空いてしまうため注意。
尚2枚あれば《アラミス》横でも1ターン生存が確定する。

《ビクトリーブレイダー》に対して、
夢のもてなし》・《妖精の騎士・タムリン》という外部ツールを用いて回答する。
盤面ロックさえ成立していれば《ビクトリーブレイダー》込みでも耐久可能。

進化後リオード込みで盤面ロックが成立してしまった図

【vs 秘術ウィッチ】

《絶命の崇拝者》への回答は土の秘術使用の《魔力の充填》のみ。
よって基本的には7PP到達時にOTK可能。
とは言え元々の秘術ウィッチのリーサルターンが6である事から死線は必ずくぐり抜けなければならず五分前後。

工房の錬金術師・ノノ》の展開・打点は普通に重たいが、
ちょっと隙を突けば《絶命の崇拝者》による盤面ロックを狙っていける。
スペリオルコントラクター》は盤面を広く要求する打点なのでケアが利く。

盤面関係無く手札だけで打点が完結する《魔力の充填》・《アシッドゴーレム》連打のルートはかなり厳しい。
ただ、中途半端な削りに対しては《ヒーリングフェアリー》の有限ループで一気に体力を戻せて立て直し可能。

引き延ばすとこちらが一方的に有利になるため土の印が少ない試合展開ではまず負けない。
ストーンバレット》・《大地の魔拳》の対象をなるべく作らないのもポイント。

【vs フラムグラスネクロマンサー】

今期のTier1。一応コンボデッキだがOTKが現実的になるのは8PP前後。
《絶命の崇拝者》に回答が無い事実が大きく、
これにより1ターン先にコンボ始動出来るため有利対面。

《絶命の崇拝者》で中盤までのフォロワーは無力化出来、
その度に《霊魂の統率》・《クランプス》を要求出来る。
《ヒーリングフェアリー》のおかげで中途打点には耐性があり、加えて《双極の生命・フラム=グラス》の下方修正(ナーフ)も考慮すれば、
20点を保つ事でOTKの可能性が少なくなっている事も有利度合いに貢献している。

選択カード

ここから個人評価で3種類ほど残り4枠にオススメのカードを紹介。

ナテラの未来

ドロー担当。融合対象。

単体性能は3PPで1枚ドローとカードパワー自体は低め。
ドローカードなので引いても腐らない。

自然カードを2枚生成出来る事から《異端の孤独》と《温かな抱擁》の融合対象としての機能がある。

また、後述する《森の遊撃者》の回収対象として場に置いておけたり、
回収する事で単体性能で1枚引いた後に融合対象に再利用出来る。

カードとしての強さより機能性が嬉しい一品。

夢のもてなし

対ビクトリーブレイダー、及び特殊技能

フォロワー1体を4/4に変身させられる。
《ビクトリーブレイダー》を除去出来るカードの中の1枚。

《聖緑の輝き・カーバンクル》後は2コスト、
追加効果の0コスト生成により2コスト2プレイで実質1コスト換算が可能。
生成された《エルダートレント》は自動進化して攻撃力7で守護を突破出来る。
《ビクトリーブレイダー》だけでなく単純な守護展開にも機能が見込める。

余談だが4/4生成という特殊な性能によりこちらの場のフォロワーを退場させられる特殊な使い方が可能。
攻撃力4は《メタトロン》や《絶命の崇拝者》等もれなく退場出来、
忠義の剣士・エリカ》、《カースメーカー・スージー》、《スケルトンレイダー》のようなこちらのフォロワーを餌にする対面にケアを利かせられる唯一無二の性能。

エルフフォロワーを大量に展開しないこの構築では比較対象である《妖精の騎士・タムリン》の疾走は現実的ではなく
またフォロワーなので1面要求される上に
《聖緑の輝き・カーバンクル》後でも2コスト1プレイでコンボとの相性も悪い。

現環境では《ビクトリーブレイダー》のために1枠は確定除去に割く事が求められていて、
その中でも機能性の高いこのカードをオススメしたい。

森の遊撃者

ドロー(サーチ)担当

《輪廻する回生》、《ヒーリングフェアリー》に続く3種類目の回収カード。
回収対象に制約は無く、
使用時にエルフフォロワーを対象とした1枚サーチを行う。

《万緑の回帰・ラティカ》・《聖緑の輝き・カーバンクル》という2種のエルフフォロワーがコンボのキーカードになっている他、
中盤のEPを全て《絶命の崇拝者》に頼っているためこれも当たり枠。

ゲームメイクに必要なキーカード(フォロワー)が明確に決まっているためサーチ効果の恩恵を受けやすい。

但しサーチ対象に自身が含まれているため注意。
投入枚数が増えるとその分自身をサーチしてPPロスのシーンが増える事になる。

とはいえこのデッキにおける回収カードの価値は高いため枠の許す限り採用したい。

極稀に疾走打点として換算する事があるので覚えておきたい。
《聖緑の輝き・カーバンクル》後でも5コストと重いが、
12プレイさえ達成可能なら進化込み5打点で21点のルートが存在する。

終わりに

《万緑の回帰・ラティカ》、来期でローテ落ち


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