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【シャドバ】RAGEファイナリストになるために2年間傾倒して達成した話【メンバーシップ宣伝】

はじめに

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RAGE Shadowverse Pro League のプロゲーマー、LVS|Ryuです。

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サムネイルに映っている4人は、
2021年に我がメンバーシップサーバーからファイナリストになった4人の集合写真です。
世界大会観戦会場で集合しました。

1年間に同一調整環境から4人のファイナリスト歴史的にも驚異的な数字で、
特に、メンバーシップの個々人の力量や蓄積量は
勉強したくて来ているプレイヤーばかりという訳で最上位とかけ離れたものであり、その上でのこの結果は類を見ないものと言えます。
(過去排出機関として存在したレート窓は当時の競技勢中最強メンバーと言っても差し支えないメンツだった)

悲劇のUCLの次点WUP環境からの2年間がオンライン開催となってしまったRAGE Shadowverseだったが、
この期間ずっとRAGEプレーオフファイナリストを主眼に取り組んできた。

そして
2021 Springにてプレーオフ
2021 Autumnにて遂にファイナリストになる事が出来た。

傾倒して2年、
プレイ開始から5年の長い年月を経ての事である。

九州勢など、もう引退済みかもしれないような昔からの古き友人達からの祝福はとても嬉しかった。

そんなRAGEファイナリストになるまでの取り組みと、
「「「メンバーシップの宣伝」」」、
他にる↑も→い↓さん↑↑の紹介でもしようと思います。


RAGE成績


現在RAGEは20大会開催されています。

自身はその内

1回 抽選落ち
5回 Day1落ち
14回 Day2進出(シード1回)
2回 プレーオフライン
1回 ファイナリスト

20回中14Day2で、抽選落ち含めてもDay2進出率は7割です。

※Day1落ちの内訳はWLD・CGS・OOT・VEC・UCL

2018.01のPremier Cupでファイナリストになっていますが、
RAGEでは無いという一点のみにおいて努力を続けました。

Ratings杯は先に5回出場し、WUPの前後期の爆勝ちで見切りを付け、
身を入れて取り組む事をやめました。
自身の中でここが本格的な目標転換期となっています。


・オンラインRAGE

【2020】
WUPDay2
FOHDay2
SORDay2
【2021】
ETADay2(プレーオフ)
DOVDay2
RSCDay2(ファイナリスト)
DOCシード
【2022】
OOSシード

2022 SummerよりオフラインRAGEの再開が約束されているため、
オンラインRAGEの全期間Day2進出を記録する事が確定しました。
同時に8期間2年連続のDay2進出でもあります。


RAGE Day1までの下準備


やる事は単純で、

・テンプレートデッキの把握、最適化
・メタゲーム(環境)把握、デッキリスト書き出し
・メタゲーム上での最適なデッキ選択

の3つです。

これらの遂行に
Ratings for シャドウバースは1戦も必要ありませんし、
周りに大量の6割プレイヤーを置く必要もありません。
※立証するために直近はRAGE前のRatingsを封印した。手が滑って2戦程やってしまった。

毎日5時間・そのタイミングにいる人間で交代制、
ほぼ勝率50%を切っているかもしれない迷える子羊達の群れ20人upに
先導者(ぼく)たった一人いれば強靭なRAGE調整機関の出来上がりです。

直前週ともなると50人埋まります

この程度なら適当なアマチュアチームでも出来ますが、強制力を働かせる事が最も大事です。
調整時間にプレイ出来ない社会の神の方々にはラジオ用のアーカイブを用意するようにしています。安心設計。

似たような事はこっちに書いてあります。

もうちょっと小技あるんですけどこの時点で課金に片足突っ込む内容なのでnoteリンク紹介に留めておきます。


テンプレートデッキの把握、最適化
・メタゲーム(環境)把握、デッキリスト書き出し

デッキの最適化、1→90の部分が最も得意な自身の長所を活かします。


0→1の事をデッキビルド、無から有を生む等と言い、
メタゲームを生成する能力を持つ貴重な存在です。
残念ながらセンスを必要とするため一般化が不可能な職です。
これらの人間をデッキビルダーと呼びます。

90→100は最適化の更に先、理論上完全に正しいと言え、
環境内での結論、メタゲーム全般での最適解を表す物で、
この期間は非常に短いため特に気にしなくても良いです。

デッキリストはほぼ全てJCGから拾います。
ランクマッチと違いBO3規格でありRAGEと同一フォーマット
勝つためにプレイする競技プレイヤーが集っているのでSNS等にも敏感でデッキリストもそれらの影響を色濃く受けています。

公開制ルールなので全てのデッキリストが開示されており、
一般大衆の進化Wに採用されている《虚無の哭風・グリームニル》の枚数の流行を特定し、
それだけでも耐久系構築に甘い厳しい等の判断を下す、
みたいな事が出来るようになります。

新規アーキタイプは雛形(発信元)をつきとめて、ある程度使用しながら最適化。

RSC環境開幕オバヒコロッサス機械Nmは分かりやすい成功例です。

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・メタゲーム上での最適なデッキ選択

明確にTier1が決定し、(おおよそ2種)
いよいよRAGE直前ともなると持ち込みデッキを選定します。

この時意識する事は、

カジュアルパンチに余裕の表情が出来るデッキパワー
・脳死テンプレマンにしっかりと勝率の出せる差別化要素

の2つです。


1つ目は、RAGE Day1において最も勿体無いカジュアルパンチをケアする最低限のデッキパワーの把握です。この発言をしているという事はつまり、
プロは貴方達全てのRAGEオリジナルデッキにビビり散らかしています。
貴方の努力は無駄ではありません。自信を持ちましょう。

環境序盤の対面プレイの洗練されていない期間に、Tier3以降のような下位マッチを練習する時間は正直ありません
よって、そこはアドリブ力地力によってゴリ押しで何とかしなければなりません。
それを支えるのがデッキパワーです。
もつれそうな試合展開、パワーの高いデッキのワンアクションは強力で、
同じ運量進行なら必ずこちらに戦況が傾きます


2つ目はよくあるTier上位戦、何ならオールミラー戦であったとして、
一般化していない小技による差別化が図れているかどうかの有無がポイントになります。
逆にその手の理論武装を持たない時、その持ち込みはたちまち運ゲーと化します。

RSCラストワードNcミラーのミルティオは後5でも強いので3枚、

RSC機械Nmミラーのフォロワー隠し(トレランスケア)、
《運命の輪》・スロースの一般化遅れ等

RAGE Day1は言い方は最悪ですが情報弱者を狩る立ち回りが基本なので、
それを遂行出来ない持ち込みは例え強くてもなるべく避けたいです。

DOC環境は基本形がスペルW×ラストワードNc、
特にラストワードNc>スペルWによって必ず発生する魂のスペルWミラーが気に食わず、
結果、たまたま新規連携Rが発掘出来てメタゲームの一歩先に出る事に成功しました。
これは是が非でもスペルWミラーをしたくないという逃げの発想から生まれたものであり、
デッキパワーはカジュアルパンチに怯えるほど低く、旧同型が脳死でぶち込んでいる《モノクロのエンドゲーム》には泡を吹いて倒れます。
これによりサーバー内でも派閥が分かれました。
毎期毎期大当たりは無いのでこればかりは仕方ないです。

自身はラストワードNcに大きく不利でミラーもクロノウィッチ引き込み観念があるスペルWの評価が低く連携R×ラストワードNcを推奨した。
スペルW派閥はスペルWミラーに出来る事があるという判断。

この後のDay2では、
スペルWのアレイスター2投が環境に刺さり猛威を振るった。

勝利の約束されたRAGE

3ヶ月に1回、環境1ヶ月目に行われるRAGEですが
数回、メタゲームの先を行き過ぎて無敵になれる期間が存在します。

上の引用は例として出来過ぎたもの。

・SOR RAGE Day1 グレモリーNc

1つ目は2020 Winter、SOR RAGE Day1のグレモリーNc。

当時FOHの流用である葬送グレモリーNcが主流だった所に、
面形成よりコンボ要素に特化し、盤面からの点数が出なくなる部分を
ネクロインパルス》を3枚採用するという(当時)奇抜な発想で解消したアルティメットデッキ。

RAGE直前週にYFM|あぐのむに類似品をYoutubeに投下された事で
本家本元まで投下されてしまいもれなく界隈騒然。
この間に予定があったプレイヤー全員が泣いた。

グランドナイト・ウィルバート耐性も生まれた事により隙が無く、
新旧同型戦もグレモリーの早期着地の方が遥かに価値が高く有利と、
文句無しに無敵のデッキと化した。

ミラーは《モーターグレイブディガー》に進化を切ってはいけない等知られていない小ネタなども幾つかあり、
特に、《死の魔鳥》をフル投入しなければならないというアップデートに気付けたかどうかの差は大きく、
これらを少ない期間で集中的に調整して仕上げたプレイヤーは無敵のDay1で破壊の限りを尽くし爆勝ちした

メンバーシップの重要性が注目された時期でもあり、
死の魔鳥》の枚数が自分では分からず騙されたり、情報戦の敗北者となって悔しい気持ちをしたプレイヤーが多く現れた。

・RSC RAGE Day2 撤退ロイヤル

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上が7/17、(RAGE Day1)
下が7/25。(RAGE Day2)
この一週間で離れると環境から置いて行かれる事となった。

実はRAGE Day1前から存在したが、Day2のタイミングで仕上げている必要性があり、
この時大量に存在した機械Nm再現性のある有利を付けていた事で爆勝ちする事が出来た。

特に、Day2でメタ勝ち出来る事例は非常に少なく
調整を甘えて機械Nmを握っているプレイヤーはつまり撤退Rのイロハを全く知らないという事なので期待勝率は9割を超えていたと言っても過言では無いだろう。


みたいな事があります。
基本的に乱数ゲームであるShadowverseにおいて、
メタゲームによって一方的に殴っている時ほど勝率の出る時はありません。
確変です。

これはあったり無かったりするので、デッキビルド能力が無ければ情報に敏感になるとか
多人数で集まって無理矢理生成するしかありません。

連携Rのブレードバンデッドは100人のうちの1人の意見という感じでしたが、
SHG|MURAはそれをたった1人で発見していました。なんだアイツ。


RAGE Day1、RAGE Day2、RAGE プレーオフのマッチング左右


【Day1】

海外サーバーに飛ばされない事を祈るだけです。
理論通りのデッキ選択なら目に見えるTier1マッチは全てアタリです。

合言葉は「周りが皆シャドウバースをしていると思うな」です。

海外サーバーとは

メタ外(Tier3以下)を大量に踏み抜くマッチングの事。
見た事無い景色みたいな意味合いです。

当然ながら練習も虚しくただただ地力でアドリブで勝負させられるため
ただでさえ面白くないのに、
乱数&初見品質でしばしば負けるのでDay1ではTier1構成より恐ろしいです。

【Day2】

丸2年間研究しましたが余程大きなアクションでも起こさない限り
現状マッチングゲーです。
Day1を突破したプレイヤーレベルで8回戦1敗ラインなんて正気の沙汰ではありません

既にDay1を突破して一般論を踏襲している可能性があるのに、
その上で二つ名モンスター(チーム名ついてる奴)踏んだ時はもう祈る事以外出来ません

とはいえ2回までは耐えて下さい。1-1ならまだ1敗ライン。
3回踏んだら上振れを祈ります。

Tier1×2でもメタデッキでも気分があまり変わりませんが、
時代遅れだけはアウト。最大勝率期待値5割のげきよわ持ち込みになります。

最高の構成
Tier1+Tier1になれるような(≒それ程のデッキパワーのある)メタデッキ

【プレーオフ】

合言葉は「人間はそう簡単に勝ったデッキを変えられない」です。

特に明らかに初回臭がする人は絶対に変えてきません
よってピンポイント個人メタを行う事が可能です。
この方法でもれなくRSC3人全員ファイナリストになりました。

2021の神・Re|CQCQはディスカードD専の顔してしっかり変えて来たのでHNとTwitterできちんと判断して下さい


↓以降の項目は消滅しました(2023.04)


2022年のメンバーシップサーバーの活動予定(宣伝)

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誰?

・主な活動期間

環境開始~RAGE Day2メイン(0:00~5:00中心、アーカイブ有)
その他はきまぐれで共有、タイムリー雑談など
毎期一度賞品制特殊大会有り
(今期は1226に3人制相談ありチーム戦)

・活動形態

ほぼ通話内、壁打ち&言論の繰り返し(誰でも可)
大まかな立ち回りと脳内情報を共通化させて基礎点でのRAGE勝利を目指す
特にテキストに全く残さない主義なのでその目的は不可
(中抜きが嫌いな為)

・主な対象プレイヤー

→界隈入りから日が短い、初めての競技プレイ
→Day2未経験

→調整機関が無くRAGEのために練習するというノウハウを学びたい
→自チームに限界を感じる(移籍までに期間がある)
楽しそう
→お布施(知覚していますありがとうございます)

・物足りないかも?

→RAGE Day2率 7割以上
→議論も壁打ちも高品質な最上位チーム所属
プレイの議論をしたい、聞きたい
※コチラ、対応策、あります。

という事で、

基本的に競技初心者~Ratings5割前後辺りのプレイヤーにとって最適となるRAGE用サーバーです。

RAGE期間は毎日5時間以上はこのサーバーのために使います。

やろうと思えばプレイング道場だのデッキビルド研究室だの何でも出来ますが、
理論武装させて地力無視して"勝つ経験を手に入れてもらう"事を重視しているので、
そういった中級者~上級者のワンランクアップを目指す場所は、
例のプロに用意して貰っています。

調整のかくあるべしを踏襲するので、
語気も強く競技未経験だと委縮するかもしれませんが、
30日間は無料テスト期間があるのでその間で判断して下さい。

競技環境の最上位で戦っていこうと思っているプレイヤーにとってはごく当たり前のスタンスで行い、
匿名禁止、チーム名付けるの強制みたいな事も
調整中の覚えやすさ、後の横の繋がり、サーバー引退後の拾われやすさもあり行っていたりします。
今後オフラインに戻るみたいなので余計にそう。

RAGE後やオフシーズンはシャドウバースプレイヤーの溜まり場になります。
ネタは幾らでもあるのとJCGやRatings等一生やる事があるので話題は尽きません。

AXIZ|Rumoiサーバー・他(宣伝)

こちらはプレイング要素メインのサーバーです。

ワンランク上のプレイ思考レベル等を磨きたい方にはお勧めです。
競技プレイをしている上で集団のレベルが低いとかの場合重宝するでしょう。

何なら最上位チームの面々も大量に入っています。
スキルアップに対する信頼度は絶大です。

対称的に通話では無く文章が基本です。
読み込み出来る理解力があれば問題無し。
最悪質問出来るので大丈夫でしょう。

ある程度のメタゲームトークも当然あります。

全体的に中級者上級者向けのコンテンツです。
自身のサーバーに満足出来なくなったらこちらに行きましょう。

因みに一定数が両方参加しています。

かけ合わせて無敵になった人見つけた(これが4人目)


リソースはある!プレイを見せろ!というブルジョワな貴方にはコチラも追記。

Ratingsの限定アーカイブを一生生成する化け物です。

Shadowverse勝ちたくて言い訳したくない時は伝説の構文、

「そのリプレイ、Spiciesが見たらどう思うでしょうか?」

を試してみましょう。本当に返答が返ってくるのはここだけの特権です。


とまぁ、
大抵の情報不足はこれらでほぼ改善されます。


終わりに

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いよいよ2022年のシャドウバース、
遂にオフライン大会が復活開催される年でもあります。

オフライン前に結果を出すのも、コミュニティ入りするのも、
このタイミングが最後。

直近最後のオンライン大会、共に頑張っていきましょう。

それでは。

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