映画大好き❣️おばさんの独り言　その2

映画「プレステージ」を観て

この映画、もう何回観ただろうか⁈

おそらく10回じゃきかないなぁ😃

とても哀しくて切ない、そして後味のあまり良くない作品…

ミステリーですが、ネタバレになるのを恐れず書いていくので、未見の方はご注意下さい😃

ネタは分かっていても、出演者の演技の素晴らしさや演出・画像の良さで何度観ても飽きない作品なのは間違いないです。

出演者は以下

ロバート・アンジャー　　ヒュー・ジャックマン

アルフレッド・ボーデン　クリスチャン・ベール

タッカー　　　　　　　　マイケル・ケイン

オリヴィア　　　　　　　スカーレット・ヨハンソン

サラ　　　　　　　　　　レベッカ・ホール

ニコラ・テスラ　　　　　デヴィッド・ボウイ

19世紀末のロンドン。ボーデンはライバルであるアンジャーの瞬間移動マジックを調べるため、彼のマジックの最中に舞台下に侵入する。するとアンジャーはボーデンの目の前で、2人にとっていわくつきの水槽に落ちて溺死。そばにいたボーデンはアンジャー殺害の容疑で逮捕される。

遡ること数年前。若きアンジャーとボーデンは、ある奇術師の下で互いに修行していた。ある時、助手であったアンジャーの妻が水中脱出マジックに失敗し溺死する。その原因はボーデンが結んだロープであった。2人は決裂し、アンジャーは復讐のためにボーデンの手品を失敗させ、ボーデンは左手の第4・第5指を失う。以後、2人は互いの邪魔をしながら激しく競い合うようになる。　　　(Wikipediaより)

二人の奇術師の私怨の混じったライバル同士の戦いが繰り広げられ、そこに巻き込まれた女性の悲しさ…。

スカヨハは色っぽい上に綺麗で可愛い😍

対するレベッカ・ホールも美しく、更に段々精神を病んで行く所にスカヨハとは違う色っぽさが有って甲乙付けがたい😃

ボーデン夫人サラはとても繊細で、夫アルフレッドの秘密を本能で見抜くけど本当の意味で理解出来ず自滅して行く。

その姿は哀れだけど美しくて…

男達のエスカレートする戦いの蔭で印象に残ります。

さて、男達(アンジャーとボーデン)ですが…

事の始まりはアンジャー夫人がマジック中の手違いにより溺死し、その原因だと思われる手首のロープの縛り方をボーデンが覚えていないと言い続けたことからなんですが、これには理由があって一度言ったことを言い続けてなければ秘密がバレると思い込んでたせいなんですね(T-T)

納得出来ないアンジャーは意趣返しをしますが、それは知らないうちにボーデンに恨みを抱かせる元になってしまったんですね(T-T)

ボーデンは手指を一部失った訳ですが、それは実は大変な事でアンジャーはそれを知らずにやっちやったんです(＞＜)

更にマジックの才能はボーデンの方が上だけど、アンジャーは演出が上手く二人は競い合い相手を打ち負かしてしまわないと気が治らないエスカレートっぷり。

ボーデンの「瞬間人間移動」に対抗して「新・人間移動」の興行を行い、ボーデンの罠にハマって世間の物笑いになり脚まで痛めて打ち拉がれながらもアンジャーはまだボーデンへの復讐心を捨てられない。

そしてコロラドに行き、テスラと出会う。

もうね、このドロドロした復讐し合うストーリーにゾクゾクするんですよね😃

当然、今更ハッピーエンドはあり得ないし。

大体、根本には男の嫉妬があると思う。

マジックの仕掛けは大きなものほどお金がかかる。ボーデンには資金が無く、アイデアや仕掛けを考える才能があり、アンジャーは実は名家の生まれで働かなくても生活出来る境遇だから派手な仕掛けも注文出来る。

お互いに自分に無いものを持つ相手に対して嫉妬心があり、更に女性が関わって来て…

マジシャンとしての成功に対する執着は捨てられず、アンジャーがテスラに造らせた装置の成果も相まってとうとうボーデンは死刑囚にされてしまい…

ストーリー上の謎以上に、人間の心という謎まで描き出した凄い作品なんですよ❗️

とにかくラストまで緊張感は途切れず、繰り返しての鑑賞にも堪えるという珍しいミステリー映画です😃