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記憶と舌。

花火の季節。
今年は、ここ2年延期が多かった各地の花火大会も開催するところが多いようすよね。

私は、幼い頃に住んでいた家の2階から花火を観ることができました。
でも、花火よりも私の記憶と舌に残っているのは祖父が持ってきてくるイチゴ味のかき氷。

花火大会の時間の頃に2階のベランダに椅子を
両親が並べて花火が上がるのを待っていると
近くに住む祖父母がやってきて一緒に観ていた。

そのとき祖父は、自分が大好きなイチゴのかき氷を持参してみんなに配ってくれていた。
今みたいにコンビニなんてない時代だから、
昼間のうちに買っておいてくれていたであろう
それを食べながらの花火鑑賞は、いまでも脳裏にはっきりと浮かべることができる。

段々と田舎にも、少しづつ高さのある建物がたち家からみることができなくなり自然とその行事は、なくなってしまいました。

でも、あんな皆が揃う日常がいまでは、とても眩しく愛おしく思えます。
灰色な世の中に、なろうとしているからこそ
そんな日常だけは壊したくない。

そんなセンチメンタルなことを考えてしまいました。


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