かわいい丸
タイトル画像の3つの丸。どれがかわいいでしょうか。
左から①、②、③とします。
かっちかっちかっち・・・(時計のSE)
さて、どうでしょうか?
まずは①と②の比較です。
①は機械的な丸。Windowsペイントの丸を描画するツールで描いたもので正確な丸。一方、②は正円を書こうとしているけど筆圧や軌道が安定せず崩れてしまっている丸。
ワタクシの想定では、①はキレイな丸で隙がないけど、②は一生懸命ずれないように描こうとしているのがわかる。比較すると②のほうがかわいいかな、、となると思うのですがいかがでしょうか。
以下は単なるワタクシの想定ですが・・・
②の人の手で描いたぶれぶれの丸を見たとき、、たぶん正確な丸を描こうとしたんだな、でもうまくいかずぶれちゃったんだな。筆圧が高くて太い線になっちゃっているんだな、始点と終点をつなげようとしたところでちょっと修正しながら描いたんだろうな、、などと想起したかもしれません。
つまり①のツールで描いた正円からは読み取れないストーリーが湧いたからかわいさを感じた・・・のではという想定です。
ツールで描いた図形より、フリーハンドのヨレヨレの線。
グラデーションツールより、水彩画のにじみ。
ヨレヨレの線やにじみには、過程や、その取り組んだ時間、思い、などを表すなにかがある、、、のかな?
とは言え、ツールや機械で行った作業でもストーリーが見えればかわいくなる事例がありました。
まだテレワーク主体になる前。後輩が大事な会議に使うステープル機能で綴じた紙資料を持ってきたのですが、ワタクシに手渡された資料は明らかに誤ったところで綴じられています。後輩は小声で言いました。「なかなか思ったところで綴じられなくて・・・。ダラズさん、すみませんが試行錯誤の途中のやつ使ってください。紙がもったいないので・・・」。みると他の偉い人やお客様にはちゃんとした位置で閉じられた資料が渡っています。
ワタクシの手元の資料は、後輩が頑張った過程の一つでした。それを思うとめくりづらい資料もかわいげがでてきます。
一方で、かわいさ以外の感情も生まれる可能性もやはりあります。タイトル画像の丸も、もし投げやりな感じで描かれていてそれが感じられたらかわいい以外の感情になるかもしれませんね。
言い換えると単純な図形の中でに、意図やストーリーを見つけて、かわいさやその他の感情を湧かせてしまうものなのかもしれません。
手書きにはそれが見出しやすく、機械的に描かれたものはそれは発生しづらい、という違い。
ちなみにワタクシがかわいいと思うのは、ダントツで③です。
なぜならこの話題のために長女に描いてもらったものだからです。
なんにつかうの?これで描くの?あんまりうまくいかないんだけど。え、もう一回?これでどう?とかゲームの合間にやってもらいました。
これは、ストーリーを感じるというよりストーリーを知っている、ですがw
と、いうわけで、かわいさはその絵(図形)の背景やストーリーから感じるのでは?という仮説でしたー
絵本における背景・ストーリー
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