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私の針仕事それから

長女が産まれてから
小さなミシンを購入した

本屋さんで
『型紙いらずの直線断ち』
という本を見つけたからだ
洋裁を習った事のない私でも
これなら出来るかも知れないと思った

早速スモックを縫ってみた
肩を縫い脇を縫い首には
ゴムをいれて裾を縫った
袖も付けたのかなぁ、
ちょっと忘れたが充分満足な仕上がりだった

子供の頃のワクワク感が再び蘇った
長女は2歳位だったと思うが
お昼寝の時間が貴重な私の
フリータイムだったのでフル活用した
時々一緒に寝てしまう事もあったが
創作意欲が止まらなかった

可愛い布を買って来ては
スカート、ズボン、冬のコートから
ワンピースまで自己流ながら
次々と縫っていった

ご近所で洋裁の仕事をしていた
双子のママさんと親しくなり
お下がりをよく頂いたが、
その仕立て方は流石プロの仕事で
とても刺激され参考にしていた

一度、可愛いビニール製の素材を
見つけレインコートを作った。
彼女はそれを見てビックリ仰天!
『プロならミシンが傷むから
絶対にビニールは縫わない』と
怖いもの知らずの素人のなせる技かぁ…
その後もミシンは壊れる事もなく、
長い事無謀な私に付き合ってくれた

2歳違いで長男が産まれた後も
お昼寝の合間をぬっては
姉弟お揃いのズボンや
部屋着を作っっていたが
男の子は何を着せても反応が薄く、
しかも消耗が激しいので
直ぐに破れたり汚したりするので
手間を掛けて作る気力が失せてしまった

それに加えて長女が3歳にもなると
自我が芽生えて
男の子の様な服装を好むようになった
フリフリのスカートを履かせたかった私は
もう子供服作りは断念した

ここで諦めないのが私の私らしい所
服がダメならとオモチャや飾り物、
実用品へと興味が移っていった

当時はマンモス団地に住んでいたので
同年代の子供が
うじゃうじゃと周りに居て
団地内の公園に集まっては
子供を遊ばせながら
ママさんはお喋りする光景が日常だった

保育園が出来る程沢山いたので、
時々公民館を借り切って
Xマスパーティやお雛様などの
イベントを自分達で催した

そんな時は壁に張る様式で
大きなクリスマスツリーを作った
ボタンを沢山付けて子供達に
飾りを付けてもらう様にした
これは大人気だった

家のオモチャでは
四角い大きなスポンジに
タオル布を縫い付け
フエルトで数字を各面に貼り
大きなサイコロを作ったり

台所用品をアップリケした
ウォールポケットやソファーカバー
人形の家のソファーや布団、
枕カバーにクッションカバーetc
ミシンをフル活用して
手作りライフを満喫していた

足りない物が有るから
自分で作りたくなる
それを見て人が喜ぶから
又作りたくなる
そんな事をズーッと繰り返して
今も変わらない私が居る

無くても別に困らないけど、
あったら生活に潤いが生まれる
世の中の役に立たないかも知れないけど
絵画など美術品が貴重な様に
壁にそれがあるだけで幸せな気分になれる

そんな物をこれからも
ずーっと作り続けていたい❣️
これからパッチワークに繋く話は
又明日にしよう

#パッチワーク #針仕事 #再び

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