藝祭・古代メキシコ特別展・その他
レンタルされる人みたいな感じで、交通費と飯代をもらって依頼者と藝祭に行ってきた。
あとからレンタル障がい者がきて、ついでに障がい者手帳で美術館に行ってきた。
藝祭
なんか焦げてるような部分があったので、最初は「燃やしたんですか?」って聞いたけど「違うよ、こうだよ」と説明を受けた。
鉱物を水の中に入れて電気を通すことで色が変わるらしい。
美しい羽っぽくてよかった。
1枚目はわからん、なんとなく撮った。
2、3枚目は、帰り道という作品。
帰り道以外の絵は、壁にかかってて、ただ油絵で抽象的なものが描かれているのが気持ちいいなあという感じでそれ以上でもそれ以下でもなかった。好きなんだけど、教養がないからか絵を描いた経験が少ないからか、細かい部分は見えてこない。質感が好きなので壁一面に貼ってあったら異様な空間になって気持ち良さそうだなあと思いつつ、だからと言って一枚の絵に固執するようなそういう何かはなかった。
帰り道という作品は、床に土台を作ってその上にたくさんの絵が空間的に配置してある。まわりと違うのでちょっと目を引いた。
「なんだこれ?」と思って周りをぐるぐると歩いているうちに「なるほど!帰り道の景色みたいな感じで、歩くとかそういう移動を前提とした作品なのか!」と気付いた。
同行者とぐるぐると絵を見ながらまわっていたんだけど、そういう状態にさせられている自分たちが面白くて、行動的に作品の中に引き込まれてしまったという体験がとても面白かった。
絵のことはわからんが、これはセンスあるな。俺の負けだ。
汚くていいね、作品じゃないけど。
言葉を並べ替えて遊べるところがあっておもしろかった。言ってはいけないことを言いたくなる。
夢中になって遊んでた。
こないだから即興でラップや歌をつくることに興味をもっていて、それを実行しているので、それと近い感覚があるんだろうなと思った。
即興で歌うためにはテーマやイメージが必要だと思っている。テーマで言葉と感情だけを表すのも悪くないけど、イメージが欲しい。イメージとテーマと感情を結びつけたい。
いまの自分が欲しいものは内的に色んなものを統合することで、それで何かをつくることに方向が向いているんだろうなと思った。
既存の言葉の組み合わせで遊ぶというのはとてもおもしろいアイデアで、それがアナログに手を動かして探して並べ替えなければできないというのがいい。
顔がない動物っぽい何か。
めちゃくちゃキモかった。他の絵などに対してもキモいと感じることがおおかった。
キモいというのは違和感であり、その違和感を与えるものが芸術なのかもしれないなと思った。美しいものよりもキモさの方が持続的な気がする。
美しいものもとても大事だと思うんだけど、俺にとってはキモいものの方がたくさんある気がする。気のせいかな。これまでキモさを解消しようとして考えてきたので、キモいものに対する感受性がちょっと高くなっているのかもしれない。
話を戻すと、これは顔がないというだけで「えっ、どうしよう」と不安感に襲われるのでキモかった。
一見するとモフモフしててかわいい子供のアザラシのような感じだから、あらやあねえモフモフモフモフかわいいねえかわいいねえとおばちゃんのように猫かわいがりしたいところなのだけど、顔がないというだけで、何をどうしたらいいかわからなくなった。
この生物が仮に生きているとして、コミュニケーションをとるには触るしかない。声をかけたら反応するのだろうか。どこから食事を摂るのだろうか。色んな前提が崩壊する。
顔があるという認識が当たり前すぎてわからなかったけど、顔がない、耳すらもないということは、コミュニケーションの前提を崩壊させるということがわかった。
なんかあったのかなってかなしくなるけどキモかわで好き。
汚いドア、良い。
声出せなかったのか出さなかったのかわからんけど、ボディランゲージされると思ってなかったし自分がボディランゲージで返すとも思ってなかったからおもしろかった。
古代メキシコ展
マヤ文字くそかわよ。かわよい。文字つくりたくなった。
こないだからなんとなく「たぶん俺は近いうちに絵を描くようになる」という予感が加速した感じがした。絵というか記号を描きたいんだと思うんだけど、まだよくわかってない。
アステカ文明はわりと攻撃的というかこわいものがおおいと聞いていたしそうだなと思ったけど、案外かわいい色してるものがあったりしてよかった。
マヤ文明のものはかわいい。攻撃性がない。やっぱりマヤ文字がいちばんよかったけど。
その他
70歳くらいのおじさんが警備員にとりかこまれてた。本来なら屋台のメシを買った人が座れるところに、メシを買わずにただ座っていて、警備員に注意されても「いや、俺はどかねえ。いいよ警察呼べよ」と言ってがんこジジイをやっていたからである。
70年かけてつくった大作だなと思った。
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