夢と現実の混乱

現実と夢が混ざり合う感覚がある。
今のところ、現実が夢に侵食してくるようだ。

翌日電話しなければいけない用事がある、そういう状態で眠った。

翌朝、
電話をかける夢を見た
目覚めて今の電話は夢だったと認識した
再び電話をかける夢を見た
目覚めて、再び夢で電話をかけたと認識した
更に電話をかける夢を見た
目覚めて、電話をかける夢を繰り返し見たことを認識し、その後実際に電話をかけた
ということが起きた。

電話に限ったことではなく、夢の中で身支度して出勤するとか、何かタスクをこなすとか、そういうことは度々起こる。
明らかな悪夢よりはマシだが、妙に疲れる。

こういう現象で疑問なのは、途中で目覚めて「今のは夢だった」と認識しているのは、果たして現実なのか、ということである。実際には夢から解放された夢を見ているだけではないのか。
この時の覚醒(だと認識しているもの)は酷く短い。精々時計を見てまだ眠れるなと認識する程度のものである。そして、再入眠が物凄く早い。
そうなると、現実に覚醒していたのか怪しいではないか。

以前、スマートウォッチを使用していた時も、この僅かの覚醒は記録されなかった。あまりに短くほとんど身動きしないため検知されないのか、実は目覚めたというのが思い込みなのか。

金縛りもごく稀に起こすのだが、いつも解くことなく眠りに帰るため、金縛りで目覚めたのか、金縛りにあう夢を見たのかがわからない。

元々すっきり目覚めることがないだけに、少し目覚めてまた眠ることが体に刻み込まれているようではある。
その細切れな覚醒時に夢を想起したばかり、一連の覚醒がまとめて夢であったかのような錯覚を起こしているのではないか、などと考えてはみるが、真相は夢の…いや、闇の中である。

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