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西宮神社

昨日記事にした神戸-西宮往復30km走、三宮をスタートし、国道2号をひたすら東へ。西宮あたりで折り返せば30kmとなるが、西宮のどこで折り返すか。何かランドマークを目的地(折り返し地点)としたい。

あ、そうだ、あそこ、行きたかったんだ。西宮神社。ここを少し散策して息を整えてから復路に入ることにしよう。
西宮神社、あの、1月上旬に行われる名レース「福男選び」の会場だ。もちろん十日戎が有名なのは知っているが、個人的な興味は福男選びの方だ。あれはもう神事、というより「陸上競技」だ。ゲートでの位置取り、ゲートオープンまでの体の維持、スタートしてからのコース取り、トップスピードの出しどころなど、競技の要素が満載だ。

出場する予定はないが、今回現地に来られた、ということでしっかりコースを歩くことにした。
スタートゲート。ニュースで見るより小さい。

ここに密集するのか。意外と狭い。

このゲートから一斉にスタートするのだが、道は右斜め前方向へ伸びている。東京2000mのようなトリッキーなコースだ。陸上の話と競馬の話が入り乱れて申し訳ない。


結構な角度だ。ゲートから直進してはいけない。

そして最初のコーナーを曲がると、このコース一番のストレートだ。ここで絶対的な走力の差が出る。

石畳。滑りやすい足元にも注意が必要だ。

そしてクランクのように2回コーナーを曲がる。

大木が行く手を阻む

ほぼ直角に左折した直後、上手に木を避けて、すぐ右折すれば本堂だ。この左右に揺さぶるコース設定、ストレートで乗ったスピードをどこまで落としてロスなく曲がり切るか。外に膨らむと木に激突するし。インコースの砂利エリアを使うのも手かも知れない。

本堂。福男選びのときは階段ではなくスロープになっていた気がする。

FINISH地点の前の上り。最後にこの登りをクリアしなければならない。

門から本堂まで200mくらいだろうか、スプリントの距離である。だがトップスピードで走り切ってしまうと、コーナーで外に膨らみロス、木に激突、石畳で滑り転倒などのリスクがある。かといって安全策で行くと決してトップにはなれない。

このイベント、朝から予選、2次予選、準決勝、そして深夜に決勝とラウンド制にすれば少数精鋭の見ごたえのあるレースになるのでは?

って、神事だった。不謹慎なことを考えてしまった。
そして西宮福男選び競走の現地を堪能した後は、またゆっくり15km走って三宮へ戻る。楽しい30km走になった。