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春風 職場を離れて

現職を修了した☆

昨日とは違う風が吹いている。
やわらかく暖かい南風。
いつまで外にいても
待っていられる、春の風。

最後、集大成とも言うべき
すごいてんこ盛りの案件が来て、
いけるか?いけるか?
丁度時間ピッタリに問合せの電話が終了し、
(その間に、新しい上長が、
足を運んでくださり、)
書類をまとめて挨拶して、
1秒の隙間もなく終了。

ピッカピカの笑顔に囲まれた!
お花をいただいて、
「お疲れさま」と言われ…
単純に嬉しい。


(生前葬ってこんな気分?)



この集大成が押しかけてくる感じ、
知ってる。
幼い頃に「ラング世界童話集」が
大好きだった。
その最後の巻が「くじゃく色の童話集」
という。

その最後の最後に、
一冊の半分を割くほどの、
長ーい長ーい長ーーーーーいお話が!!
ひとつの話の中に、
いくつもの要素が絡み合って、
三つくらいの話が、次々に
繰り出されていく。

そういう、襲いかかってくるような
まだまだまだまだ、
たっぷりと、
読んでも読んでも終わらない。
物足りないなんて思わせない。
もう本当に堪能しました!
っていうようなのが、
いつもよりも三倍とか五倍とかの
ボリュームが来るのを知っている。

そういうのに恵まれたのだ。
もう思い残すことはない。
ほんとうに、
遊園地のアトラクションに入ったのかと
思うほどに、
いつまでもいつまでも、
終わらない飛沫の中にいた。



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