2024/05/7 発想のアントニム

なにもない事などない。行動せよ。

 何も考えず文章を書き始める。それから導かれるものがあれば嬉しいし、無くってもぐちゃぐちゃになった思考の整理の運動になる。散歩もおんなじ効果があるが、外に出ること自体億劫になってしまうスーパーインドアシャムザハウスネイルである私は、指を散歩させることにした。

 タッタカタッタカと爪で画面を弾く音がなんとなく心地が良い。昔の人はタイプライターでこの音楽を楽しんでいたのであろうか。そう思うとちょっと、おんなじ気持の人も居るんだなあと感慨深くなる。まあ現役のタイプライター使いに聞いたことはないので私が勝手に作り出した妄想だ。

 タイプライターといえば、半年ほど前位にタイプライター型のPCキーボードなる物を買いたい気持に駆られた。あのガチャガチャガチャガチャ、チーンがしたいと。私は読んでいる本に影響を受けやすい質で、主人公がタイプライターで印刷物の校正をするお仕事をしていたから影響したのだと思う。ただまあ作者は機械が苦手でコリコリとペンを原稿用紙に書いていたようだけれど。

 なんでそんな時代錯誤なモノをワザワザ買う必要があるの?と質問があるだろうが、これはもうロマンと言うしか無い。というか、今の時代で新しいではなく古いものの形をして最新の物を動かすというこのトンチキ感がいいのだ。例えば、蓄音機型の音楽プレイヤー、新しいPCの中に仮想でAmigaを動かす、スマホなのにわざとアナログ時計で表示するやつ。何だか意味はないけれど、とってもなぜだか心が踊るのだ。そう思えば私は新しくって古い、古いけど新しいの2面性を持つものが好きなんだなあと再認識した。

 古いけど新しいもので思いつくものにひとつ、仮面がある。私のちょっとした野望なのだが、部屋一面に仮面を飾っていつでも被れる眺められる場になるよう我が部屋を染めたいなあと思っている。ちなみに大抵の仮面屋さんはオーダメイドで1万が相場なので、埋め尽くすにはまだまだ足りない。今所持している仮面は5つだ。猫面(浅草で買った思い出の品)、犬王の仮面、翁面、中華スチームパンク眼鏡(仮面判定)。まだまだアジアよりなので、ペストマスクとか仮面舞踏会用のマスクとかも揃えたいなあと部屋の壁を見てニコニコしている。いつかこの窓いっぱいに仮面たちが並ぶと良いな。いっそのこと自分で作っちゃうのも手かもしれないが。

さて、今日はここまで。とりあえず書きたいものを連想し連想して書いて見たけれど、思ったより仮面への執着が強いということがわかったことが今日の幸いとしよう。
んじゃ、仮面を上手く使って明日も仕事を乗り切ろうじゃあないか。

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