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コージー・ミステリー

この年になるまで知りませんでしたが、コージー・ミステリーというジャンルがあるんですね。
コージーブックスという文庫があるのは知っていましたが、ジャンルとして存在するとは知りませんでした。

Wikipediaによると・・・・・w
ハードボイルドに対する反義語らしく、コージー(cozy)には「地域社会が親密である」「居心地が良い」という意味があるそうです。
コージーコーナーって、そういう意味・由来だったんですね!

 特徴としては・・・・・・
● 探偵役が警察官、私立探偵などの職業的捜査官ではなく素人である
● 小さなコミュニティ、あるいは人里から離れた場所が舞台となっている
● 直接的な暴力表現、性的表現を極力排除している
などが特徴だそうです。

ポアロはコージーミステリーに入りませんが、ミス・マープルはコージーミステリー?
クリスティの場合は本格派推理ですが、ポアロ以外の作品はコージーミステリーに入りそうな印象です。
(本格派推理だからコージーミステリーではないのではなく、ポアロが私立探偵であるためコージーミステリーからは外れそう)

シャーロック・ホームズは微妙で・・・・なにせホームズは私立探偵ではなく、世界で唯一の諮問探偵だったと記憶しています(これも分かりにくい)。
ビクトリア朝時代ゆえに直接的暴力表現や性表現もありませんし・・・・・

ルパンとホームズ

ルパンはどうかというと、コージーミステリーっぽいですが、バーネット探偵シリーズは私立探偵なので外れるのかな???

どうでもいいような話を書き連ねている理由はコージーブックスの「行き遅れ令嬢の事件簿」シリーズに夢中だからです。

7月に新刊が出る予定!

時代としては「高慢と偏見」と同時代でしょうか。
貴族の階級社会は出来上がっているし、女性は結婚でもしなければ家から独立できないまま、という頃です。
その結婚相手が誰であるか、で女性の人生が決まるだけでなく、実家がどうなるかの先行きまで決まるという時代・・・・・・

ヒロインは下級貴族か郷士という階層でしょうか?爵位はもっていないようですが、それなりに裕福な平民?ベアトリス・ハイドクレア嬢。
26歳と既に社交界にデビューして7シーズン目。
まったく恋愛沙汰もなく、育ててくれた叔母の中では「行き遅れ決定」で、永遠の居候と予測される厄介者です。

そんな叔母の親友スケフィントン侯爵夫人の招きで出かけたハウスパーティーで出会うのがケスグレイブ公爵閣下。
33歳ながら最高位の爵位を持ち、尊大で傲慢、頭脳明晰、博学多才(多分、運動神経抜群)、金髪イケメン・・・・・と腹立たしいことこのうえない、嫌味なくらいにパーフェクトな人物なのです。

付かず離れずの凸凹コンビで探偵をしていくのかな?と予想していたら、3冊目にして急展開!!!
7月に発売予定の新刊が待ち遠しくて仕方がありません!!

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