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どう撮影しよう?ショットバリエーション #1

思いついたまま撮影する。 ホントにそれでOK?

カメラを撮影するときに考えること、それはどんな風に撮るかと言うことです。
どんな風にというと曖昧ですが、どこから撮影するのか、どのように撮影するのか、それらを考えてから撮影することを想定しています。
撮影チャンスはいきなりやってくる!そんなハプニング的に撮影をされている方も多くいらっしゃると思いますし、練りに練ってカメラアングルを考えるそんな方もいらっしゃると思います。
限られた時間内での撮影には確かに瞬発力も必要とされます。

私自身も撮影をしていた時、事前に絵コンテなどを作って実際に撮影に臨んでいました。しかしながらいくら準備していたとしても思っていたように撮れなかったり、ふと撮影したシーンが良かったり、と思いもよらないことがたくさん起こり得ます。

たまたま映像を作ることになってどうしよう、はたまた、自分のやってることを映像化したい、そう思っている方々も多くいらっしゃると思います。
実際に撮影してみると思うようにいかないことが本当にたくさんあります。気にしないでもいいようなことを気にしたり、大事なことを忘れてたり、結構撮影って大変なんだなぁと気付かされるはずです。

あっという間に撮影できる時間が来てしまって、結局撮影が終わって見返してみるとなぜか同じような映像ばかりで、編集している最中にガッカリ。再撮影が必要だと感じる結果に。

そんなことにならないために、たくさんのショット(撮影する時の被写体のサイズや画角)を知っておくことで思っていた以上の結果になることもあります。
編集する際の画のバリエーションが増えることは選択肢になりますし、適切な感情や、役割を与えることができます。

様々なショットバリエーションを知っていると役に立つ!

映画などを見ていると、いろんな気づきがあると思います。どんなストーリーの展開になるのか、すごいCGが使われている、映像が綺麗だ、など製作者の情熱を感じ取れると思います。
しかしながら、我々はプロではありません。すごい技術もなければ、高価な撮影機材もほとんどの場合ないでしょう。でも映画などを見ていてふと気づくこともあると思います。それはカメラワークが意外とシンプルだと言うことです。撮影できるカメラさえあれば真似できることがあります。その1つひとつのアングルやカメラワークには名前があり、それらの種類を総称してショット(撮影)バリエーションと言っています。カメラを誰かに向けるだけでその撮影には名称があります。

こんなことあえて書かなくてもって思う方もたくさんいると思いますが、実際に撮影してみると意外と知っているだけでどう撮影しようか決まりやすいものです。

歩いている主人公を撮影する。

歩くシーンを撮影するとします。
「じゃあ歩いて!」そう軽快に役者に声をかけて歩いてもらいますが、あなたならどんな方法で歩いている主人公の姿を撮影しますか?ここで代表的なショットをお伝えします。

  1. ミディアムショット

  2. ロングショット

  3. トラッキングショット

横文字で言われるとすごく難しく感じます!ですが、ほとんどの皆さんが撮ったことのある映像を用語としているだけです。撮影する際にはカメラを回すカメラマンが自分自身でない場合、意思疎通をするためのツールだと言う認識で大丈夫です。

ミディアムショットは主に被写体の上半身が写る撮影です。人物などの撮影ではほとんどがこのショットになるでしょう。
ロングショットは全身が写る画角で撮るショットです。全身が入ればロングショットになります。
トラッキングショットは被写体を追いかけるショットです。歩きながら撮影したりするのもトラッキング(追跡)するため、これに含まれます。

このようなバリエーション以外にも撮ろうと思えば、歩くシーンではもっともっとたくさんの撮影ができます。大事なのはこれらを使うことでどんな意図を視聴者に伝えるのか!それらを分解しながらお話ししていきたいです。
しかし、今回は少し長くなってしまったので、次回以降これらのショットバリエーションを噛み砕きながら私なりに解説していこうと思いますので、よろしくお願いします。

ぜひ続きもよろしくお願いします♪

Dansky


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