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いい動画とは? 【素材】の質を上げる。

スマートフォンがもたらした改革

いい動画に巡り合った経験は誰しもあるんじゃないかと思います。

映画、ドラマ、テレビ、SNS、CM、Youtube、アート作品、友人が作った動画、自分で作った動画、ペットの動画などなど、コンテンツに溢れています。

もう今はスマートフォンでハイクオリティな動画を撮れることが当たり前となり、今や動画コンテンツはみんなが簡単に見たり配信したりできるコンテンツになり変わりました。Youtubeはまさにそれですし、今までの価値観での動画の勉強をしていなくても動画クリエイターになれるというのは夢のある話で、僕が動画を始めた頃はYoutubeを使って映画監督になるきっかけにしようとしている人もたくさんいました。今はそこから何かにというより、Youtuberになるという新しい価値観が世の中に浸透しました。私はYoutuberにはいずれにせよ、なれなかったなぁとつくづく感じます。(笑)

今の価値観がスタンダードになったのも現代の賜物ですよね。私の学生時代のヒーローは月9の役者さんだったり、雑誌のモデルさんだったり、時代をつくり動かしたクリエイターたちでしたので、メディアに出てくるというのは今よりもっとハードルの高いものだったと感じています。というより、目指していたものが大きすぎたのかもしれません。私はムービースターたちに憧れ、それらを手がけてきた映画の巨匠たちに憧れました。結局時代にフィットするものを作り出す感度の高い人が世に出てくるのだとは思いますが、メジャーとマイナーの差がすごく近くなった感覚があります。多様な文化になってきましたね!

素材を考える。

少し脱線しましたが、いい動画というものはなんなのかという問いです。感動したり、興味がある内容だったり、コンテンツによって感情が動くものが良い動画であることは間違いなく良い動画ですよね。でも私には動画のコンテンツはこうした方がいいというアイデアがありませんので、撮影する際の素材というものを少し考えてアプローチしていきたいと思います。

私が主に書く時に伝えたい人たちはこれから動画を撮っていきたいんだけど、どうしたらいいのか、そんな悩みを持った人にコンテンツを提供したいと考えています。動画を撮るカメラのことも話すかもしれませんし、撮影のテクニックなどもお伝えするかもしれません。始める時にはいつでも予備知識が必要なものです!

さて動画の良し悪しを決める要素の1つに、動画のクオリティというものがあります。これは端的に画質とは異なると考えています。ちょっとした例え話ですが、料理と同じように、クリップ(撮影した動画)を素材といいます。動画制作は私が感じるに、料理をするのに非常に似ています。もし、冷蔵庫にあるあり合わせの具材を使って料理をする場合、料理をよくする人なら「この野菜とお肉があるから、この料理にしよう」などと、どう調理をするか、何を作るかパッと思いつくでしょう。私も料理をしますがどちらかというと得意な方ではありませんので、「今日はたらこスパゲッティを作りたいから、その具材を買ってこよう」から始まります。

また違う日に、たまたま田舎の実家から新鮮な食材が届いたとします。とてもおいしいトマトが届いたり、新鮮な魚介が届いたとします。すごくシンプルな味付けで、生で食べたり、軽くソテーするだけで絶品の料理になるものもあると思います。ここで何が言いたいかというと良い素材はどんな調理をしても失敗しにくく、加工もほとんどいらないということです。

逆にいうと、腐った野菜やお肉を使ってどんなに料理しても、美味しくなることはまず素人では難しいでしょう。そして一流の料理人からしても加工は難しく、素材のポテンシャルというのはやはり顕著に現れます。

ちなみに、一流の料理人をはじめ、料理が得意な人は素材の調達がとても上手だと感じます。それはやはり、良い料理人はいい素材が最高の料理に欠かせないことを知っているからです。映像作品も同じように、良い作品には必ず良いクリップが使われているということをまず、理解することが必要です。素材だけで楽しめる、そんなクリップをまず撮影するスキルを身につけるということが大事ですね!

とにかく良い素材というのはとても意図が感じられます。何を撮影したいのかが明確で、ストーリーの主人公が明確です。

もしあなたが動画を自分で作りたいと思っています。その動画は誰のために作るものでしょうか?例えば、新入社員に向けてのお祝いの動画でしょうか?結婚式の余興で上映する映像でしょうか?それとも旅行の思い出をまとめた自分達への記録でしょうか?もしまだ撮影が始まる前であれば是非一度そのことを考えて、どんなモノを撮影するか書き出してみてください。これは言わば、食材調達の準備だと思っていただければと思います。

作例:旅の思い出動画を作りたい!

とっても前置きが長くなりましたが、最後に少し具体的なところをお話しします。(笑)来週とても仲の良い友人と旅行に行く予定があるとします。1泊2日で観光をしたいと考えています。動画を作りたいと思っているのであれば、まず先にお伝えしたように、誰のための動画を作るかを考えます。自分達のためであれば、是非自分達も動画に登場させましょう。そうすることで主人公がはっきりします。これは例えば街を主役にしたいのであれば、間違いなく観光名所や撮影したい対象物をより良く撮れる方法を検討しておく必要があります。そこでおすすめなのは、撮影リストを用意しておくことです。例えば有名なカフェがあり、必ずその動画を使いたいのであれば、

・外観
・到着後の友人のリアクション
・自分のテンションを表すリアクション
・店内に入る時の動線
・目を引くインテリア
・店員さんの働いている様子
・出てきたコーヒーやスイーツのアップ
・食べる前、食べた時のリアクション

など大まかなアイデアでいいのでどんなモノを撮りたいか決めておくだけでとてもスムーズな撮影ができます。これをやっておくだけで、後から自分の意図した作品を作りやすくなります。行く予定をしている場所やアクティビティで撮りたい素材を想像しておくだけで、テクニックはなかったとしても満足のいく編集が後からできるはずです!そしてもっと綿密な作品を作る際には是非絵コンテを用意しましょう!この辺りは今後様々な動画の撮影のことをお伝えしていく中で皆さんに知っていただければと思っています。

釣りに出掛けて今晩の魚を調達したいのに、魚場のことを知らないと残念な結果になってしまいますよね。それと同じように、素材集めをする際には、どこでどんな撮影をしたいかを明確にしておくことが動画制作にはとても重要です!ですので撮影可能な場所かどうかや、撮影スポットを事前に調べておくのも大切です!是非皆さんも良い【素材】を撮れるように事前準備しましょうね!

実質の初回の投稿なので長くなりましたが、今回はいい動画とは?の動画素材に関するお話しでした〜。実践的な動画の撮影を今後は小出しに紹介していきたいと思います。私のこのnoteの目標は、見てくれる方が少しでも良い動画を撮りたくなる、様々な動画のことをお伝えできればと思っています!

是非応援よろしくお願いします♪

Dansky


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