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新規事業の支援とは社外とのつながりの形成

え、今さら何このタイトル? 一周回ってきた?

新規事業やりたいけど、何をやったらいいか分からない人を支援する占いみたいなことをやりたい。https://note.com/danshikaji/n/n89acff7cd384

でも占いって自己決定権がないと効果ない。雇われ社員を占っても行動に移せないから意味ない。https://note.com/danshikaji/n/n34d2531efa31

支援すべきは、変化したいと思っているけれど転職以外にいい手段が思い浮かばない社員ではないか。https://note.com/danshikaji/n/n3c5409be2f68

転職よりマイルドに変化を促すには、まず社外とのつながりを強化するのが一番だよね。https://note.com/danshikaji/n/n0de125872db8

さて、新規事業を促進するために、みんな社外に出ようという呼びかけは、社内で2年くらい続けている。でも、実際に外に出て変化しているなぁって感じる社員は1割にも満たない。相変わらず「社外って言ってもどこに行けばいいか分からない」「マーケティングなんてやったことないから専門家の意見が聞きたい」「企画グループが方針を示さないのがいけない」といった意見が大勢を占めている。

結局、そういう人は自ら新規事業を切り開く能力がないので、既存事業の敷かれたレールの上を淡々と進めるような仕事のやり方で新規事業もやりたいと思っている。そういう人にどんな支援サービスを提供しても「思っていたのと違った」「これは役に立たない」と苦情を言われるだけだろう。そういう人を変えようと思ってはいけない。人を変えるのは難しいから。コスパが悪い。

じゃあ、変化したいと思っている人を手助けしようと考えたとき、元々転職しようかと考えるくらい行動力のある人たちだから、案外何も手を差し伸べなくても自分たちで外に出て繋がりを作ることができたりする。また、世の中にはそういうコミュニティを作ったりイベントを企画する会社はたくさんある。今さら何も新しくない。

ターゲットは最初に定義したように、「ああ、変化したいなぁ」って言っているだけで変化する気のない一般社員だ。彼らが求めているのは「自分が責任を持たなくていい行動指針とお墨付き」だ。自分の今までのスタイルをほとんど変えることなく、でもなんか新しいことやってる感があって、成果としてちゃんと新しい事業に結びつくのが望ましい。

ちょっと注文が多いので、この際成果に結びつくことは諦めよう。潜在ニーズとか提供価値とかそういう難しいことも諦めよう。とにかく、今進むべき新しい指針が与えられれば、技術者は目標に向かってひたすら頑張ることだけは得意だから。

だとしたら、このサービスは、対象とする技術者の上司に対して十分な説得力を持っていないといけない。説得力は、ニーズを抱えて困っているお客様でもいいし、有名な権威あるコンサルタントでもいいし、その分野の専門家でもいいかもしれない。とりあえず社外の名の知れた人であれば、なぜか意外と説得力がある。でも、個別対応じゃなくて将来性が感じられる内容が望ましい。

この激動の時代に、古い働き方の人が将来性を感じられるようにすること自体が無理な気がする。将来性という言葉が悪い。継続性、くらいにしておこう。とりあえず継続できればいい。継続性であれば過去からの外挿で誤魔化せる。

でも継続性のあるものは、基本的にレッドオーシャンだ。盲目的に戦って勝てるものではない。でも、成果は諦めたんだから、別に勝てなくてもいいか。レッドオーシャンでよければ提案できるだろう。

依頼者があんまり知らないレッドオーシャンを提案するシステム。これなら実装できるんじゃないかな。別にレッドオーシャンだっていいじゃん、今までと違うことなら取り組んでいて楽しいよ。そうしよう。そうやってまずは割り切ってみよう。





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