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大人のための国語ゼミ 4.きちんとつなげる

今回は接続詞の問題。受験みたいな問題になってきたのであまりnoteに書くことはない。仕方ないので私の間違えた部分だけ抜粋していく。

4-1 さまざまな接続関係

接続のタイプを「付加・選択・換言・例示」「対比・転換・補足」「条件・譲歩条件・理由・帰結」の3グループ11分類で紹介している。

(ワ) 告白したが、あやまられた。
これは告白したことと謝られたこと、どちらに重点が置かれているのか。ここで筆者は謝られたことに重点があると言うが、果たして本当だろうか。この人はどれだけの気持ちで告白したのか想像してほしい。清水の舞台から飛び降りるくらいに勇気のいることっだったはずだ。それは、謝られたことと同じくらいに重要な情報だ。だからこれは転換ではなく対比でもいいじゃないかと私は主張している。

(タ) 子どもの読書離れが言われもする。しかし、昔の子どもよりも今の子どもの方が本を読んでいるというデータもある。
(ツ) 働きたくない。だからといって、働かないわけにもいかない。

この2つの例文も同様だ。筆者は「子どもの読書離れ」「働きたくない」がみんなにとって当然の前提だと思っている。だから後半に重点があると考えているのだ。しかし、そんなこと分からない。あなたは「働きたくない」という考えを持っているんだね、と、そこにも情報の価値がある。私はそう思うから転換ではなく対比だと思うのだ。

(オ) リンゴは本来の果実ではない。だから、柄のところにヘタがない。
これは凡ミスだったな・・・。

4-2 つなぎ方に敏感になる

これはよく練られた問題だった。特に問28はなかなか気付かなかった。てか、それだけ気付かないならもはや問題ないのでは、って思うレベル。

問29と問30は一読しただけで違和感があるので、さすがに直したい。

4-3 つなげて書く

ひたすら接続詞を補う問題。とにかく区切って接続詞を補えばいいので、それほど難しくはない。さすがに問33は例文が面白すぎてちょっと悩んだけど、過剰なくらいに区切って接続詞を補った方がいい、という方針。

答えがある問題は、倒されるために存在する敵みたいなもので、難しいことは何もない。本当に困る問題というのは、どちらが正義か分からないような、答えのない敵との戦いだからね。

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