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自転車でめぐる関東十八檀林(10)

第10回は太田駅をスタートし、蓮馨寺を巡り、川越市駅まで行きたいと思います。
https://goo.gl/maps/xbxnGCzv3BhnrgB99
行程は47.8 ㎞、徒歩だと10 時間 1 分かかるそうです。
今回はあらかじめグーグルマップのルートを古い道に重なるようにルートをドラッグして微調整しておきました。しかしスマホで見ると微調整が反映されていないことに現地で気づきました…

なお大光院から蓮馨寺まで47.4 kmです。
https://goo.gl/maps/j86RYxAqdkaGs6GE7

太田から熊谷へ

『檀林巡路記』には「太田より熊谷へ六里」とあり、
飯田村(太田市飯田町)・飯塚村(太田市飯塚町)・矢島村(太田市西矢島)・高橋村(太田市高林カ)・古戸村(太田市古戸町)・めぬま村(熊谷市妻沼)・弥藤村(熊谷市弥藤吾)・上根村(熊谷市上根)・西村(熊谷市西野)・下奈良村(熊谷市下奈良)・柿沼村(熊谷市柿沼)・肥塚村(熊谷市肥塚)を経由して熊谷に至るルートが書かれています。
刀水橋を渡って利根川を超えると埼玉県です。

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熊谷市に入ると妻沼聖天山があります。

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番外 熊谷寺

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熊谷直実(蓮生法師)が庵を結んでいた所を幡随意上人が再興しました。熊谷寺は見学が原則不可なので境内の外からお参りしました。
https://www.kumagayakan.net/kumagaya/map/point31.html

熊谷から東松山へ

『檀林巡路記』には「熊谷より松山へ三里」とあり、
村岡村(熊谷市村岡)・上恩田村(熊谷市上恩田)・和田村(熊谷市楊井)・上岡村(東松山市岡)・兜山村(熊谷市胄山)・平村(東松山市東平)を経由して松山(東松山市松山)に至るルートが書かれています。
東松山まで国道407号を行きました。
荒川大橋から荒川を渡ります。

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馬頭観音を祀るお堂がありました。後で調べたら上岡観音と言うそうです。大きな馬の銅像がありました。

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東松山から川島へ

『檀林巡路記』には「松山より江草へ三里」とあり、
柏崎村(東松山市柏崎)・古氷村(東松山市古凍)・友田村・南戸守村(比企郡川島町戸守)・中山村(比企郡川島町中山)を経由して江草(比企郡川島町伊草)に至るルートが書かれています。
ここでは国道254号を行きました。

川島から川越へ

『檀林巡路記』には「江くさより川越へ二里」とあり、
福田村(川越市福田)・あじろ村(川越市山田)・しだり村(川越市志多町)を経由して川越に至るルートが書かれています。

第十六番 蓮馨寺

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川越城主大道寺政繁の母蓮馨尼が開基、一族の存貞上人が開山で、天文18年(1549)に開創されました。
伽藍のほとんどは明治26年(1893)の川越大火で焼失してしまいましたが、火災を免れた「蓮馨寺日鑑」は埼玉県指定文化財になっています。
境内には団子屋や焼きそばの屋台があり(行った日は残念ながら営業していませんでした)、とても親しみやすいお寺なので、最近は戦隊シリーズのロケでも使われていました。

川越市駅でゴール。今回は約3時間でした。次回は八王子大善寺を巡りたいと思います。

今回のルートは古い道がそのまま幹線道路として使われていて、車の交通量も多いので注意が必要です。


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