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教育2

やがて合宿の日になり新幹線で静岡に。静岡から東海道線で田舎の駅に。駅からはタクシーでずいぶんと山の中に入った。立派なゲートがあり、ガードマンが沢山立っている。こわい。タクシーはゲートの中に入りさらにいくつかのゲートの検問を通過してさらに山の中に。私はこわくなり、母にやっぱりこのタクシーで帰りたいと懇願した。母は一切取り合わない。やがて合宿所に着いた。

私は驚愕した。満面の笑みで迎えてくれる教団の人は男女とも全員剃髪されていてツルツルの頭だった。


タクシーを降りると荷物はすべて教団預かりということでスマホやお財布まで取り上げられて、女性職員や信者に囲まれて、着替え所に案内されて、裸になるように言われた。そして半強制的に裸にされ、下着まで没収され、白装束を着せられた。母が自主的積極的に着替えていたのは言うまでもない。

そして、私はまた衝撃を受けた。母は頭に手をやると自分の髪に手をやり引っ張った。そうすると母の髪はするっと落ちた。よく見ると母はウイッグだった。ウイッグの下からツルツルに剃られた母の坊主頭をみた。

「あら、言ってなかったわね。実はこの教団では剃髪するの。ウイッグがあるから大丈夫よ」

いやーーー


私はパニックに陥り叫び出して逃げ出そうとした。すぐに周りの人に取り押さえられた。そして鏡のない床屋みたいなところに連行され椅子に縛られた。

大人しくしなさい。暴れたらこのスタンガンで気絶させるわよ。

私は観念して大人しくなった。ブイーイーーン。私はバリカンで坊主にされた。解かれて触ったらザラザラした。

基本ラブシャワーでみんな優しかったが、抵抗したり、口答えしたり、帰りたいと言うと厳しい体罰を受けた。それからいろいろな修行をさせられてくたくたになりついに就寝時間。私は倒れるように寝た。翌朝4時くらいに叩き起こされると本堂に案内された。私は驚愕した。みんな2人1組になり頭を剃りあっていた。私も同年代の娘とペアーにさせられた。そして、指導員みたいなおばさんに作法を教わり、その娘に、お剃髪お願いします。と、三つ指ついて土下座した。私は正座したままその娘に剃髪された。終わると、指導員のおばさんに教わりながらその娘を剃髪した。私は興奮した。そして、なぜか○れた。

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